茨城・牛久強盗致死「解決を」 発生24年 千葉で情報提供求める

道の駅利用者に情報提供を呼びかける藤井大樹さんの母、康子さん(左)=千葉県柏市箕輪新田

茨城県牛久市のスーパーで2000年5月、藤井大樹さん=当時(17)=が死亡した強盗致死事件で、命日の13日を前に、大樹さんの母、康子さん(66)が11日、千葉県柏市箕輪新田の道の駅しょうなんで、犯人逮捕につながる情報提供を求めた。

茨城県警捜査1課や竜ケ崎署、警察学校の初任科生ら計約50人も参加。事件の重要参考人が写ったプラカードを掲げ、事件に関するチラシなどを道の駅利用者に配布し、情報提供を呼びかけた。康子さんは「時がたち、このまま捕まらないのではないかという危機感がある。一刻も早い解決を願っている」と話した。

事件は00年5月4日午前0時半ごろ、牛久市中央3丁目にあったスーパー「マルヤ」駐車場付近で発生。藤井さんは男4人から暴行を受けて現金数千円を奪われ、同13日に亡くなった。

事件から24年。情報提供は計190件(4月22日現在)で、解決につながる有力な情報はいまだ得られていない。坂井誠刑事部長は「今だからこそ話せる人もいる。小さなことでも、勇気を持って連絡をしてほしい」と話した。

県警はホームページや動画投稿サイト「ユーチューブ」で重要参考人とされる4人の動画を公開している。情報提供は同課(電)029(301)0110、竜ケ崎署(電)0297(62)0110。

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