通年でおわら楽しんで 富山市八尾町で県内外25人、踊りを体験・鑑賞

おわら踊りを体験する参加者

 通年でおわらの魅力に触れられる「越中八尾 おわら風のステージ」が11日、富山市八尾町上新町の越中八尾観光会館で始まった。初回は県内外の25人がおわら踊りの体験と鑑賞を楽しんだ。

 県民謡越中八尾おわら保存会のメンバーが、種まきや稲刈りといった農作業の動きを取り入れた踊りの基礎となる「豊年踊り」の所作を説明。指導も行い、参加者は手本を見ながら音楽に合わせて踊った。

 保存会メンバーが優美な踊りや演奏を披露した。家族と訪れた呉羽小学校1年の谷川茉奈さんは「手をたたくしぐさが踊っていて楽しかった」と笑顔を見せた。

 八尾の観光の促進を目指し、JTB富山支店(同市桜町)が企画。11月まで毎月第2土曜に行う。

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