「『VIVANT』よりおもしろい」長谷川博己『アンチヒーロー』撮影現場は「冗談も言えない」ピリピリ空気

緊張感漂うロケ現場。「礼儀正しいけど、ちょっと怖い」(スタッフ)と評判の長谷川(写真・久保貴弘)

5月上旬の朝、鋭い目をしたヒゲ面の男の前で、頭を垂れる若い女性――。緊迫した空気が立ち込めるのは、長谷川博己が主演を務める日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系)のロケ現場だ。

「本当の殺人犯すら無罪にする、ダークな弁護士が主人公のドラマです。早くも、ブームとなった『VIVANT』よりおもしろい、という声が上がるほど。実際、第2話の平均視聴率は12.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、『VIVANT』を超えました。“堺雅人超え”の快挙です」(芸能記者)

ストーリー上、長谷川がカメラの前で暗いのは当たり前。ところが、カメラが止まってもピリピリした空気は変わらぬようで……。

「撮影直前まで楽屋に籠りっきり。納得できないと、何度も撮影を止めて演出家と話し込んでいます。共演者のひとりは『冗談も言えない雰囲気だね』とボヤいていました。長谷川さんは、演技の理想が高く、完璧主義者ですからね。それほど本気で、撮影に挑んでいるというわけです」(ドラマ関係者)

“アンチ馴れ合い”が、ヒットの秘訣。

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