「乱暴な主張で笑える」遠藤航よりカゼミーロを選ぶ! マンUレジェンドの発言にリバプール地元メディアが反論!「エンドウはブラジル人を上回る」「ユナイテッドの中盤は悲惨」

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるガリー・ネビル氏の発言が物議を醸している。

元イングランド代表DFは、『Stick to Football podcast』でユナイテッドと遠藤航が所属するリバプールの中盤を比較。古巣のMF陣のほうが、能力的には高いと主張したのだ。

「(ドミニク・)ソボスライではなく(メイソン・)マウントを獲得するだろうし、エンドウではなくカゼミーロを、あるいはエンドウではなく(ソフィアン・)アムラバトを獲得するだろう。(アレクシス・)マカリステルではなく、(ブルーノ・)フェルナンデスを獲得するだろう。おそらくハービー・エリオットではなくコビー・メイノーを選んだだろうし、カーティス・ジョーンズよりも(スコット・)マクトミネイを選択したかもしれない。そしてクリスティアン・エリクセンもいる」

「リバプールより優れているはずなのに、力を発揮していない」という意図の発言ではあったが、リバプールの専門サイト『ANFIELD WATCH』はこの意見にこう反論した。

「マンチェスター・ユナイテッドで19年間プレーしたネビルは、シーズン初めにすでにユナイテッドのMFがリバプールよりもはるかに優れていると主張して、笑い者になった。今シーズンのユナイテッドの、特に中盤での悲惨なパフォーマンスを考えると、この言葉は彼を大きく痛めつけることになるが、ネビルはまた乱暴な主張をして、負けを認めようとしない」

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同メディアは、「驚くべきことではないが、ネビルの主張の大部分はただただ笑えるものだ。彼は、エンドウは当初の評価を覆して、このブラジル人選手を上回る活躍を見せているにもかかわらず、カゼミーロがエンドウよりも有望な中盤の補強選手であるとほのめかした。それ以外の意見もも、リバプールサポーターを大笑いさせるだろう」と揶揄している。

さらに、「カーティス・ジョーンズではなくスコット・マクトミネイを選ぶ人はほとんどいなかっただろう」「ワールドカップ勝者のアレクシス・マカリステルの代わりどころか、ブルーノ・フェルナンデスのような選手を自分のクラブに置くのを望むサッカーファンは多くないだろう」とバッサリ。こう締め括っている。

「クラブの選手に対する信頼もあれば、盲目的で偏った忠誠心もある」

少なくとも、今シーズンのパフォーマンスを見て、遠藤よりカゼミーロやアムラバトが良かったという意見はごく少ないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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