剛力彩芽、ド派手なピンク髪で女刑事役 バディを組む松岡充は「(役柄は)仲悪いです」

取材会に出席した剛力彩芽【写真:ENCOUNT編集部】

6月8日から主演を務める舞台『Change the World』が上演

俳優の剛力彩芽が7日、都内で行われた舞台『Change the World』取材会に出席。主演を務めるロックバンド・SOPHIAの松岡充と、今作で演じる役柄について語った。

本作は、『HERO』『アンフェア』などの大ヒット作を生みだし、幅広いフィールドと絶大な支持を持つ秦建日子氏が、昨年発表した同名小説が原作。『サイレント・トーキョー』というタイトルで映画化もされ話題となった『And so this is Xmas』の続編で、三部作構成の二作目となる。

元警視庁サイバー班の奇抜すぎる女性刑事・天羽史(あまう・ふみ)を演じる剛力は、ド派手なピンク髪にスーツ姿で登場し、「こんな身なりですが、ちゃんと刑事です。私も最初、こうなりますと言われて衝撃を受けました」と笑顔であいさつ。「何かを訴える作品の中で、こういうキャラクターがいるというのは、大事なポイントになってくる。私は今年32歳になりますが、(天羽は)25歳の女の子なので、その若さというか真っすぐな姿をどう表現しようかと考えています。秦さんの大ファンなので、このキャラクターを演じられて喜びを感じています」と心境を述べた。

最初に台本を読み終えた際の感想を聞かれると、「小説が読み終わったという感覚。それくらい表現の仕方が想像つかなかったというのが最初の印象でした」とコメント。「物語だと思って読んでいても、これは現実に起きてもおかしくないのかも……、と考えさせられるような内容がある。リアルさをどういう風にエッセンスとして加えていこうかなというのは楽しみ。難しいところでもあるけど、挑戦できるなと思います」と明かした。

松岡演じるベテラン刑事・世田志乃夫とのバディについては、「なんだ、このバディは? 本当にバディなのか?」と正直な感想を述べると、松岡も「仲悪いです」と役柄を解説し、和気あいあいとトーク。剛力は「良い意味で天羽というキャラクターは、今までと違う刑事で、エンターテインメントだからこそなりえる見た目。こうじゃなきゃいけないという概念が薄れていく時代でもあるので、このバディがどう出来上がっていくのか、すごく楽しみです」と期待に胸を膨らませた。

上演へ向けては、「この作品は見に来ていただいたみなさまにも感じていただいて作品が出来上がる。1回見ても、2回見ても、いろんなキャラクターの視点から見て、感じ方も変わってくると思う」とアピール。「私自身も舞台を見に行くのが好きなので、その場でしか味わえない興奮や空気を感じてもらえるように、私たちも頑張ります。ぜひ、みなさま来ていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。ENCOUNT編集部

© 株式会社Creative2