pecoの涙のスピーチに感動殺到のベストマザー賞 不倫&離婚の広末涼子ら炎上連発でもブレなかった信念

※画像はpecoの公式インスタグラム『@pecotecooo』より

モデルでタレントのpeco(28)が5月9日、「第16回ベストマザー賞 2024」の授賞式に出席。涙を流しながら子育ての苦労や亡き夫・ryuchellさん(享年27)について語り、感動の声が広がっている。

「一般社団法人日本マザーズ協会」による「ベストマザー賞」の授賞式は2008年から母の日を前に開催され、今年はpeco、BENI(38)、川田裕美(40)、優木まおみ(44)、丸山桂里奈(41)の5人が選出された。

芸能部門を受賞した気持ちを聞かれたpecoは「今日はこんな素敵な賞をいただいて本当にありがとうございます。私は……泣きそうなんですけど……すいません……」と言葉を詰まらせた。

続けて、「23歳になったとともに息子が来てくれて、いま5歳。ここまで大きくなってくれて、今まで家族の中にいろんなことがありました」とコメント。さらにpecoは「ママであるということが自分を強くしてくれた。今日も朝から学校の準備をする息子を怒鳴り散らしてからここに来ました。穏やかでかわいいママになれたらと何度思ったことか」と吐露。

そのうえで、子育てをするすべての母親たちに向けて「寝顔を見て、もっと優しいママに、と思う方も多いはず。私が完璧じゃなくていいと思わせていただいたように、わが子と一生懸命向き合っているママは全員ベストマザー。全国のママさん、毎日お疲れさまです」と呼びかけた。

涙を浮かべながらも「ママにしてくれたryuchellと息子に感謝しつつ、これからも愛し続けていきたいと思います」と思いを新たにしていた。

2分30秒に及ぶpecoのスピーチに、

《pecoちゃんにはいつも勇気づけられてる》
《pecoのベストマザー賞のコメントを見て泣いてしまったよ…ぜひ読んでおくれ》
《ほんと色んな事を乗り越え強くて逞しい女性よね》

と感動と絶賛の声が殺到している。

「pecoさんの受賞をたくさんの人が心より祝福していますが、振り返れば、昨年まで『ベストマザー賞』は大炎上、相当、厳しい声も飛んでいました。理由は、受賞者の不祥事が頻発したことですよね」(女性誌編集者)

■広末涼子はダブル不倫、篠田麻里子は泥沼離婚騒動、三浦瑠麗氏は……

2022年の「ベストマザー賞」を受賞した女優の広末涼子(43)は、2023年6月にミシュラン1つ星レストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏(46)とのダブル不倫が報じられてしまう。

2021年の受賞者である篠田麻里子(38)は、2022年夏に元夫のT氏と別居していることと、不倫疑惑が報じられた。さらに同年末には120分にも及ぶ篠田とT氏が繰り広げた“修羅場”が収録された音声データが流出し、その内容が週刊誌に掲載された。

篠田と同じ2022年に「ベストマザー賞」を受賞した国際政治学者・三浦瑠麗氏(43)は、投資会社代表の夫・三浦清志氏が2023年3月に業務上横領の疑いで逮捕されている。今年4月26日にはXを更新し、《先日、夫婦を卒業しました。友人になりました》と離婚したことを報告した。

受賞者の相次ぐスキャンダルに当時、

《ベストマザー賞、呪われている?》
《デスノートっていうか予言みたいになってる》
《ベストマザー賞ってネタ狙ってんのかってくらい逸材揃ってる》

といった揶揄するような声も上がってしまった。

前出の女性誌編集者はこう話す。

「他にも過去の受賞者にはスキャンダルがあった人もいて、それも蒸し返されていましたね。炎上沙汰が連発した『ベストマザー賞』ですが、運営側は当初からの信念を曲げるようなことはいっさいなく今年も選出と授賞式を実施。『ベストマザー賞』の目的は、“輝くママたち”を応援すること。ですので、離婚や、その他の不祥事も関係ないと考えている、と言われています。

昨年は広末さんの不倫が大きく取り沙汰されましたが、今年は以前にも増して賞の信念に沿ったママを選出する方針となり、結果、その1人としてpecoさんが選ばれたといいます。pecoさんには不倫話などいっさいないですが、ryuchellさんに先立たれてしまい、シングルマザーになったからといって選出しない、なんてことは全くないと。

ryuchellさんが亡くなったことは想像を絶するショックだったでしょうが、今、彼女はママとして輝いている――選出は1年間の投票で決まるものですが、そうした理由から彼女が選出されたと聞こえてきています。昨年は運営サイドにもキツい言葉が飛んでいましたが、賞の考えはずっと一貫しているんです」(前出の女性誌編集者)

■たくましく生きる広末&篠田

離婚騒動勃発後の昨年1月、「ベストマザー賞」の篠田の特設ページが削除されているという指摘もあったが――。

「騒動で迷惑がかかると考えた篠田さんサイドが、『ベストマザー賞』サイドに“篠田のページを消してくれませんか”と依頼をしたといいます。

しかし、『ベストマザー賞』は“輝くママたち”を応援することを目的にしているという信念から、離婚騒動の渦中にあり、もし仮に篠田さんが不倫していたとしても、“ママ”をやめることにはならない。そのため篠田さんの写真を消去をするような対応は必要はない、と篠田さんサイドの要求を断ったといいます。

ただ、話し合いを重ねた結果、落としどころとして、篠田さんの特設ページだけは削除するということになったそうです」(前出の女性誌編集者)

その篠田は、2023年2月にインスタグラムを更新して不倫疑惑を真っ向から否定。同年3月に離婚したことを元夫のT氏との連名で《世間をお騒がせして申し訳ございませんでした》と発表。T氏は《私は、この度の件について、麻里子の言葉を信じることにしました》と綴り、篠田の不倫疑惑は元夫の勘違いだったという結論で決着している。

「篠田さんは今年4月クールのドラマ『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』(テレビ朝日系)で不倫に興じる妻を熱演。激しいベッドシーンも厭わない体当たり演技が話題沸騰となり、女優としての評価も高まっています。現在は出演オファーが止まらない状況だといいますね」(前同)

広末は鳥羽氏との不倫を認め、2023年7月にキャンドル・ジュン氏(50)と離婚。今年2月には所属事務所を退所して独立し、4月16日には都内で行なわれたイベントに登壇し、11か月ぶりに公の場に姿を現した。シングルマザーとして3人の子どもを育てつつ、本格復帰を見据えているとされる。

「広末さん、篠田さんにもさまざま声はあるものの、間違いなく言えるのは、両者ともママとしてたくましく生きていますよね。親権を持ち子育てをしながら、芸能活動をしています。

1年前は『ベストマザー賞』自体が叩かれてしまいましたが、たくましく生きる母親像という意味では、やはり篠田さん、広末さんは適任だったのかもしれませんね」(同)

ブレない信念で16年続いている「ベストマザー賞」。来年以降もpeco、広末、篠田のように“たくましいママたち”が選出されていくのだろう。

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