ホンダ 新型「フリード」をホームページで先行公開

Hondaは5月9日に、2024年6月に発売予定の新型「FREED(フリード)」に関する情報を、特設サイトにて先行公開しました。

出典:Honda、以下同

フリードは、本田技研工業が生産・販売するコンパクトミニバン型の小型乗用車で、モビリオの後継車として開発されました。「運転しやすいサイズでなおかつ室内空間にもゆとりあるコンパクトミニバン」というコンセプトのもと、ミドルサイズミニバンでは少々大きすぎると考えている顧客をターゲットにしています。

初代モデル(GB3/4/GP3型)は、2008年に発売され、スタイリッシュなデザインが特徴です。当時、同クラスの車種が女性向けの可愛らしさを強調していたのに対し、フリードは上級ラージミニバンにも通じる男性的なデザインと1クラス上の内装が与えられ、父親でも堂々と乗れる初めてのコンパクトミニバンとして人気に。コンパクトミニバンながら男性的で上質なコンセプトは現在も引き継がれています。

新型フリードのグランドコンセプトは、「”Smile” Just Right Mover(”スマイル” ジャスト ライト ムーバー)」。人びとの暮らしに寄り添う「ちょうどいい」クルマとして、日々の暮らしに笑顔をもたらすことを目指して開発されました。また、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載し、スムーズで力強い走りを実現しています。

FREED AIR

FREED CROSSTAR

新型フリードは、FREED AIR(フリード エアー)とFREED CROSSTAR(フリード クロスター)の2タイプが設定され、それぞれの個性が際立つデザインとなっています。

エクステリアデザインは、シンプルかつ上質なデザインの中に、信頼感とクルマとしての使い勝手の良さを感じさせるスタイリングとしました。フリード クロスターは、アウトドアにも似合うタフなデザインが特徴です。

パッケージングでは、現行モデルの特長である取り回しのしやすいボディーサイズや使い勝手の良い室内空間を維持しつつ、水平基調でノイズレスな視界とすることで、開放感のある室内を目指しました。シートアレンジもさらに使いやすさを追求し、3列目シートの軽量化や収納性の向上により、使い勝手が良く、明るく、広い荷室空間を実現しています。

インテリアデザインは、使う人がゆったりとした気持ちになれる空間を目指し、大容量の収納や取り出しやすさを追求したトレーの配置、リアクーラーの採用やリアクォーターガラスの面積拡大など、快適性を高めています。フリード エアーは安心を感じられる空間、フリード クロスターはアクティブさを表現したデザインとなっています。

車体サイズから見て、ライバルといえるのはトヨタ・シエンタ。シエンタが手頃な価格と、親しみやすいエクステリア、収納力を重視した3列目シートなのに対して、フリードはシエンタよりも高級感、清潔感を重視したエクステリア・インテリアに、人が乗るのを重視した3列目シートやアウトドア重視のグレードを用意。旧型でもシエンタとフリードは車体サイズやエンジンの排気量は同じでも、車体のコンセプトは違っていましたが、新しく登場するフリードも同じようです。

フリード先行情報|Honda公式サイト

© シクロライダー編集部