現地時間10日、パリ・サンジェルマン（PSG）に所属するFWキリアン・エムバペはクラブとの契約延長オプションを行使せず、今季がPSGでのラストシーズンになると自身のSNSを通じて公表した。
PSGとの契約終了が今年6月に迫っていることから、その去就に注目が集まっていたエムバペは、クラブの正式発表を待たずして自身のSNSで今季限りでの退団を表明している。
フランス『L’Équipe』電子版によれば、クラブサイドはエムバペのSNSでの退団発表を事前に知らされていなかったという。また、エムバペのホームラストゲームとなるトゥールーズ戦では、試合後リーグタイトルをファンと共に祝福することにフォーカスし、ファンの前でエムバペ個人への労いの場をクラブが設けるかは不透明になっていると伝えた。
そして、ホームでのチャンピオンズリーグ準決勝ドルトムント戦後、一部のサポーターから『CL敗退の要因になった』と批判を受けたエムバペ。関係悪化が心配されたが、サポーターはホーム最終戦に向けエムバペのコレオを用意し、在籍7シーズンでクラブ歴代最多得点者になったエースの功績を讃える準備をしているという。
なお、PSGはCLのタイトルは逃したものの、25日開催予定のクープ・ドゥ・フランスを取れば国内3冠達成となる。そして、エムバペは史上最多となる6度目のリーグ・アン得点王獲得に向けても視界は良好で、2位のジョナサン・デイヴィッドに9点差をつけている。
