WEST.の不運なデビュー10周年 新番組がなかなか決まらないワケ

旧ジャニーズ事務所

今年デビュー10周年の年を迎える「WEST.」のテレビでの存在感がパッとしない。

2014年に重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濵田崇裕、小瀧望の7人で「ジャニーズWEST」としてデビュー。昨年末には故ジャニー喜多川氏の一連の騒動を受けて「ジャニーズ」という名前を外して「WEST.」に改名。10周年に向けて新たなスタートを切った。

デビューの節目の年には3月に初のベストアルバム「AWARD」をリリースしたほか、4月にはシングル「ハート/FATE」をリリース。現在は10周年記念のツアー中で、夏にはドームツアーも開催される。節目の年を盛り上げてはいる。

一方、テレビはというと、4月から日本テレビ系で音楽番組「D×WEST.」(毎週火曜午後9時54分)、5月からはTBS系でバラエティー番組「ひらめけ!うんぴょこちゃんねる」(毎週月曜、深夜0時58分)がスタートしたのだが…。

ある制作会社関係者は「新会社のSTARTO ENTERTAINMENT社も『WEST.』のために何とか盛り上げようと必死に駆けずり回っているのですが、一連の問題がまだまだ尾を引いているようで、どの局も新番組起用には引き気味なんです。『D×WEST.』も5分間番組で4回放送という期間限定で、来週には終了。TBSで深夜番組が何とか始まったという程度ですから、状況は厳しい」。

以前ならば、旧ジャニーズ事務所がプッシュすれば、ゴールデン・プライム帯でレギュラー番組が始まってもおかしくなかっただろうが、10周年を迎えたタイミングが不運だったとしか言いようがない。

「STARTO社と近いと言われている日本テレビでも『WEST.』の扱いには頭を悩ませているようです」(同)

何とか節目の年が盛り上がればいいが。

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