トップ10で次戦滑り込みへ 西郷真央はイーグルに2度の“ガッツパー”

ルーキーイヤー2度目のトップ10入りへ。英語インタビューは初めて(撮影/Shizuka Minami)

◇米国女子◇コグニザント ファウンダーズカップ 3日目(11日)◇アッパーモントクレアCC (ニュージャージー州)◇6536yd(パー72)

マデレーネ・サーストレム(スウェーデン)とローズ・チャンがし烈な優勝争いを演じる一方、西郷真央も“負けられない”戦いに臨んでいる。16位から出た3日目は 2番(パー5)で奪ったイーグルに加えて4バーディ、2ボギーの「68」でプレー。通算7アンダー6位に順位を上げた。

今大会でトップ10に入れば、次週「みずほアメリカズ・オープン」(ニュージャージー州リバティーナショナルGC)の出場権(2枠)が与えられる。3日目を終えて圏内にいるのは、6位の西郷(ウエーティング4番手)と9位のナタリア・グゼア(同26番手/ロシア)。自力での出場に可能性を残した。

ショットは2日目の方が良くても「68」(撮影/Shizuka Minami)

イジ・ガブサ(13番手/ドイツ)、ローレン・ハートラージ(18番手)、イム・ジンヒ(24番手/韓国)と3アンダー22位で並ぶ選手たちも“ライバル”になってきそう。西郷にとってはルーキーシーズン初のトップ10入りだった直近「JMイーグルLA選手権」の8位を上回るフィニッシュへの期待もかかるが、「自分のプレーに集中して、伸ばせるように頑張りたい」と見つめる先は変わらない。

グリーン上での好調さが光った18ホール。「(前日まで)どっちのラインなのか分からなくて、『真っすぐに打とう』というのがあった。“なんとなく”打っちゃっていたので、きょうは深呼吸をして。ラインをしっかり読んで、決めきって打つことに心掛けた」。前日4パットした2番は奥5mからのイーグルパットをねじ込み、「リベンジできた」と振り返る。

18番でピン奥5m、少しフックラインのパーパットを沈めた(撮影/Shizuka Minami)

後半16番で右5mからしぶとくパーパットを沈め、最終18番も同じような距離、ラインのパットを決めきって“ガッツパー”にした。「ショットとパットがかみ合うのは難しいなと思うけど、2日目のようなショットに今日のパットがあれば、もう少しスコアメークも簡単になる。ショットを修正して、バーディチャンスにつけられるようにしたい」と意気込んだ。

最終日は、ツアー新記録の出場6試合連続Vがかかる世界ランキング1位ネリー・コルダとの2サム。午後0時25分(日本時間13日午前1時25分)ティオフで、しびれる18ホールに臨む。(ニュージャージー州クリフトン/石井操)

フェアウェイから打てない中でもスコアをまとめた(撮影/Shizuka Minami)

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