栄養教諭から旬の野菜について学び、食への楽しさを育む授業が京都府木津川市山城町の棚倉小であった。児童たちはエンドウマメの香りや形を確かめながら、さやむきに挑戦した。
毎年、低学年を対象に食育の一環で行われていたが、新型コロナウイルス禍で中断したため5年ぶりとなった。子どもたちが給食の食材に触れて調理に携わることで、食に興味を持つきっかけを作ることが狙い。
授業では、栄養教諭が写真でマメ畑の様子や収穫までの過程について説明。児童は、計約14キロのマメを前に、さやを振って音を聞いたり、匂いを嗅いだりしながらさやむきに取り組んだ。後日、クリーム煮や炊き込みご飯として給食に並ぶ。
2年生の神野希さん(7)は「自分でむいたマメが給食になるのがうれしいし、楽しみ」と話した。