バスケットボール男子・Bリーグ2部はプレーオフ(PO)準決勝第1戦の11日、各地で2試合を行った。東地区3位のパスラボ山形ワイヴァンズは、大津市の滋賀ダイハツアリーナで西地区1位の滋賀と対戦し、86-91で敗れた。
山形の先発はルーズベルト・アダムス、ジェームズ・ベル、村上慎也、白戸大聖、ティモシー・ホリフィールド。滋賀は柏倉哲平(山形南高出)らが先発した。山形は滋賀のインサイドの攻めに苦戦しながらも、ベルや白戸、ホリフィールドが要所で持ち味の3点シュートを決め、47-46で前半を折り返した。
第3クオーター(Q)には工藤貴哉の3点シュートなどで一時は11点までリードを広げた。しかし、第4Qで滋賀の外国籍選手にインサイドを崩されて詰め寄られ、終盤は昨季まで山形に在籍していた田原隆徳に3点シュートを決められるなど、逆転を許した。
山形はベルが19得点、ホリフィールドとマイケル・フィンケが15得点、白戸が13得点だった。本県出身者は山形の阿部龍星(山形南高出)が3得点、滋賀の柏倉が5得点だった。POは2戦先勝方式で、山形は12日、同アリーナで滋賀と再戦する。
この日はほかに、越谷(東地区2位)がA千葉(同1位)に97-93で競り勝った。
何が何でも第3戦へ
石川裕一ヘッドコーチの話 互いにベストを出した試合だったが、最後に滋賀の方がいいプレーをして、山形は単発のシュートになってしまった。これで負けたら終わりの状況になった。何が何でも第3戦につなげられるよう、よりハードにプレーしていく。