東北大学と三井不動産、サイエンスパーク構想を本格始動

東北大学と不動産大手の三井不動産は仙台市青葉区の東北大学青葉山新キャンパスでサイエンスパーク構想を本格的に始動させた。既に次世代放射光施設や研究施設2棟が稼働を始めたが、さらに半導体や災害科学研究の拠点などが整備される。

サイエンスパークの愛称は「MICHINOOK(ミチノーク)」。青葉山新キャンパス内に約4万平方メートルの敷地を確保、8つの施設を建設する計画。このうち、次世代放射光施設「ナノテラス」と国際放射光イノベーション・スマート研究センター、産学連携拠点の「青葉山ユニバース」が4月から稼働している。

今後、スピントロニクス省電力半導体開発拠点や半導体製造プロセス・部素材・イメージセンサ開発実証拠点、MEMS設計・プロセス開発実証拠点、災害科学国際研究所、大学院農学研究科の新校舎が整備される。

これに合わせ、東北大学と三井不動産は先端技術開発に挑む企業や国内外の研究者、スタートアップ企業などを集める会員組織「ミチノークコミュニティ」を設立し、産学連携の推進、学問の領域を横断する研究の促進を進め、イノベーション創出を後押しする。

参考:

【東北大学】「東北大学サイエンスパーク構想」本格始動に関する記者発表会を行いました

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