80年代、ミニシアター立ち上げた実話「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」 松山で18日から上映

「映画『青春ジャック―』のキャストは映画『福田村事件』とほぼ同じ」と語る井上淳一監督(中央)。井上監督は「福田村事件」の脚本・プロデューサーでもある=松山市湊町3丁目

【井上監督 舞台あいさつ 映画界を応援したい】

 1980年代の名古屋でミニシアターを立ち上げた人々の奮闘と葛藤を、実話を基に描いた映画「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」が、愛媛県松山市湊町3丁目のシネマルナティックで18日から上映される。若松孝二監督の元で活躍した映画界のレジェンドたちを描いた「止められるか、俺たちを」(白石和弥監督)の続編。前回、脚本を担当した井上淳一が監督を務めた。

 まだ社会にパワーがあった80年代。若松監督(井浦新)が名古屋に映画館「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に指名されたのが木全純治(東出昌大)。映画館には、井上監督がモデルの浪人生(杉田雷麟)や在日コリアンの金本法子(芋生悠)ら映画監督志望の若者が集まってくる―というストーリー。

 火曜日は休館。問い合わせはシネマルナティック=電話089(933)9240。

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