福島県いわき市の「K・Group(ケイ・グループ)」1位 全国JDAダンスコンクール高校生部門

左から佐藤さん、富沢さん、中田さん、門馬さん、久保田さん

 東京都の文京シビックホールで開かれた第35回全国JDAダンスコンクールの高校生部門で、福島県いわき市の高校生5人でつくる「K・Group(ケイ・グループ)」が第1位となった。

 日本ジャズダンス芸術協会の主催で、小学生から一般まで年齢別5部門に分かれて予選と決選を行った。

 K・Groupのメンバーは、中田瑞歩さん(磐城高3年)、門馬春菜さん(いわき湯本高3年)、久保田桜空(さら)さん(磐城桜が丘高3年)、富沢咲さん(磐城一高3年)、佐藤天音(あまね)さん(いわき総合高3年)。市内のダンススクール「エクスプレションD.S.」に所属している。

 コンクールでは「パルス 再生する鼓動」と題したコンテンポラリーダンスを披露。東日本大震災や能登半島地震から再生していく人間の姿を2分30秒以内で表現した。審査員が技術力や表現力、構成力などを審査した。

 リーダーの中田さんは「ダンスのテーマをいかに表現するかを考えながら踊った。支えてくれた周囲の人に感謝したい」と語った。5人にダンスの振付をしたのは、スクールを主宰する神永宰良さん(62)。「表現力が高く評価された」とたたえた。

 メンバーは6月9日にアリオスで催される「いわき文化春祭り」で、今回のコンテンポラリーダンスを上演する。

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