<レスリング>吉田アラシ(日大)山本泰輝(自衛隊)とも出場枠に手が届かず…2024年パリ・オリンピック世界最終予選(男子フリースタイル)

【イスタンブール(トルコ)、取材・撮影=布施鋼治】2024年パリ・オリンピック世界最終予選第3日は5月11日、トルコ・イスタンブールで男子フリースタイルがスタート。97kg級の吉田アラシ(日大)、125kg級の山本泰輝(自衛隊)ともオリンピック出場枠に手が届かなかった。

▲ラスト10秒で痛恨のタックルを受けてしまった吉田アラシ。パリへの道が閉ざされた

▲山本泰輝は初戦で同じアジアの選手に敗れる

吉田は1回戦でカナダ選手を破ったものの、2回戦で2022年世界選手権92kg級5位のアフメド・スルタノビッチ・バタエフ(ブルガリア=元ロシア)にラスト10秒に逆転負け。山本は、初戦の2回戦でアジア予選準決勝敗退のハサンボイ・ラヒモフ(ウズベキスタン)に黒星。ともに相手が次の試合で敗れたため、敗者復活戦に回れなかった。

この結果、男子フリースタイルは57kg級から86kg級までの4階級でパリ・オリンピックへ臨むことになった。女子6階級、男子グレコローマン3階級とともに計13階級となり、2016年リオデジャネイロ大会の10階級、2021年東京大会の12階級を上回った。

各選手の成績は下記の通り。


男子フリースタイル

【97kg級】吉田アラシ(日大) 26選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[3-4]Bataev, Akhmed Sultanovich(ブルガリア=元ロシア)
1回戦 ○[VSU、4:06=11-1]Randhawa, Nishan Preet Singh(カナダ)

※敗者復活戦に回れず、出場枠は取れず

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【125kg級】山本泰輝(自衛隊) 22選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[1-7]Rakhimov, Khasanboy(ウズベキスタン)
1回戦 BYE

※敗者復活戦に回れず、出場枠は取れず

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