タイガース・前田健太 ウイルス性疾患で15日間の故障者リスト入り

日本時間5月12日、タイガースは前田健太を15日間の故障者リストに登録したことを発表した。故障者リスト入りは最終登板翌日の日本時間5月9日にさかのぼって適用されており、「ウイルス性疾患」が理由となっている。タイガースはここ1週間のうちに、マーク・キャナとウェンシール・ペレスの両外野手が体調不良によって一部の試合を欠場。ペレスは「食あたりだと思う」と話していたが、前田の体調不良の原因については明らかにされていない。前田の離脱に伴い、アキル・バドゥーがマイナーAAA級からメジャー昇格となった。

現在36歳の前田はメジャー移籍時に結んだ8年契約が昨季限りで終了し、今季から2年契約でタイガースに加入。若手が多い先発陣にベテランの経験値をもたらすことが期待されていたが、今季ここまでは7試合に先発して30回2/3を投げ、1勝1敗、防御率6.75、23奪三振と苦しんでいる。直近の登板は日本時間5月8日のガーディアンズ戦。チームが逆転勝利を収めたため、黒星は回避したものの、初回に2点、2回裏には5点を失い、今季最短となる2回5安打7失点でノックアウトされた。今季7先発のうち3試合で6失点以上を喫している。

前田の代役としてマット・マニングが先発ローテーション入りする予定となっており、マニングは日本時間5月14日のマーリンズ戦で先発する。その日までマニングをメジャーへ昇格させる必要がないため、タイガースは2日間だけ野手を1人増やすことを選択し、外野手のバドゥーを昇格させた。現在25歳のバドゥーはメジャーデビューした2021年に124試合に出場。昨季は112試合に出場し、打率.218、11本塁打、14盗塁、OPS.682を記録したが、今季はマイナーでシーズン開幕を迎えていた。AAA級では今季ここまで30試合に出場し、打率.257、4本塁打、11盗塁、OPS.844をマークしている。

現在26歳のマニングは先発6番手という立ち位置になっており、ダブルヘッダーで追加の先発投手が必要になったときに昇格し、今季はここまで3試合に先発。0勝1敗、防御率4.24を記録している。2022年は12先発で防御率3.43、昨季も15先発で防御率3.58をマークした実績があり、前田の体調が回復するまでのあいだ、代役としてローテの一角を担うことになる。

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