人工知能（AI）生成画像。（北京＝新華社配信）
【新華社上海5月12日】中国上海市で10日、「中国ブランドデー」のイベントが開幕した。中国では2017年から毎年5月10日を中国ブランドデーとし、中国ブランド構築の推進に力を入れている。
今年は500を超えるブランドが参加。原子力発電設備やシールドマシンなどの大型機械・設備から、美容グッズや手工芸品など暮らしを豊かにする日用品まで、さまざまな中国ブランドの製品を紹介する。
国産大型旅客機「C919」が商業運航を始め、国産大型クルーズ船が建造されるなど、中国の現代化産業体系建設は躍進を続けている。統計によると、中国のハイテク企業は約40万社にまで増え、ユニコーン企業（評価額10億ドル以上の未上場企業、1ドル＝約156円）の数は世界2位となっている。
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中国はグリーン（環境配慮型）・低炭素転換を深く推進しており、世界の太陽光発電の設備容量の半分近くを中国が占める。世界の新エネルギー車（NEV）の半数以上が中国を走り、新エネ車の保有台数は2千万台を超えた。
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中国の電子商取引（EC）大手、京東集団（JDドットコム）傘下の京東消費・産業発展研究院などがまとめた「中国ブランド発展動向報告2023」によると、中国の伝統文化を取り入れた「国潮」をデザインコンセプトとする製品の種類は19年から22年にかけて3.3倍となり、国潮製品を生産するブランドの数は3.2倍に増えた。
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新エネ車、リチウムイオン電池、太陽光発電製品の「新三様」（新たな定番3品目）の23年の輸出総額は前年比29.9％増の1兆600億元（1元＝約22円）だった。海外消費者の7割以上が、中国ブランドの9割以上にオープンな態度を示している。
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中国国家市場監督管理総局の統計によると、23年の中国製造業製品の品質検査での合格率は93.7％と前年から0.36ポイント上昇した。高速鉄道、建設機械、家電、携帯電話など、中国ブランドのさまざまな製品の品質が先進国並みの水準に達している。（記者/何欣栄、王默玲、桑彤）
