ファンクラブ「会員番号」にこだわる旧ジャニーズ 対照的な堂本光一個人FC「番号なし」にファン称賛「光一さんらしくて良い」

KinKi Kidsの堂本光一さんの個人ファンクラブが、2024年4月24日に開設された。入会したファンからは、会員番号が会員本人に公開されないとして「光一さんらしくて良い」などと反響を呼んでいる。閉鎖されたばかりのKinKi KidsのファンクラブではSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)による運営で、会員番号が付与されていたのとは対照的だ。

堂本さんのファンクラブを運営するソニー・ミュージックソリューションズは、「弊社運営のファンクラブでは、会員番号がある場合とない場合、どちらも存在しております」とコメントした。

「会員番号ないけど確かになくても困らないよなぁと納得」

堂本さんは24日、インスタグラムで「これまでの一本化されたシステムとは違う為ファンの皆様には戸惑いもあると思いますが皆さんとの時間を作っていく新たな場所喜んで頂けるようなコンテンツをご提供できるよう活動してまいります」とコメントした。KinKi Kidsのファンクラブは30日、閉鎖した。

アイドルや音楽グループなどのファンクラブでは、会員に会員番号が割り振られることが多い。新しくファンクラブができた際には若い番号を取得しようと入会を急ぐファンもいる。

一方で、堂本さんのファンクラブでは、会員番号がないという入会者からの報告が、開設日の時点でXで相次いだ。この対応に「光一さんらしいと思った」「会員番号が無いの、めちゃくちゃ良い!さすが!」「会員番号ないけど確かになくても困らないよなぁと納得」「マウンティングなどの争いを冷たく見つめる光一さんらしくて良い...」などの反響が寄せられ、話題となった。

堂本さんのファンクラブは、SMILE-UP.が展開する「ファミリークラブ」ではなく、ソニー・ミュージックソリューションズが運営している。J-CASTニュースが、会員番号がない理由などを尋ねたところ、同社は「弊社運営のファンクラブでは、会員番号がある場合とない場合、どちらも存在しております。ご質問の堂本光一オフィシャルファンクラブにつきましては、会員番号は設けておりません」と回答した。

「ファミリークラブ」分社化の理由に「会員番号」

一方で、SMILE-UP.は、ファンクラブの会員番号を重要視しているようだ。同社は14日に公式サイトで、ファンクラブを運営する「ファミリークラブ」について、24年夏をめどに分社化することを発表したが、その理由として会員番号に触れている。

公式サイトによると、タレントやグループの移籍先であるSTARTO ENTERTAINMENTへの「ファミリークラブ」の譲渡を検討したものの、経済状況から難しいと判断した。STARTO社で新たにファンクラブを立ち上げることも検討したというが、「これまで支えてきてくださった会員の皆さまの会員番号もなくなることになります。今の会員番号に思い入れを持ち、長きにわたりタレントたちをお支えいただいてきた皆さまのお気持ちを考えますと、弊社としてはその選択もできませんでした」と説明している。

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