最後に食べたい給食は? 三沢小児童が模擬投票 選挙の仕組み学ぶ

食べたい給食のメニューに投票を選んで投票する児童

 三沢市選管と市明るい選挙推進協議会は8日、市立三沢小で選挙出前講座を開いた。6年生63人が小学校生活最後に食べたい給食を選ぶ模擬投票を体験し、選挙の仕組みや投票する意義を学んだ。

 児童の政治や選挙への関心を高めるのが狙い。選管職員が、選挙の必要性や全国的に若年層の投票率が低い現状を説明。選挙は市民一人一人の生活に直結する大人として大切な権利―と強調した上で「18歳になったら投票に行きましょう」と呼びかけた。

 模擬投票では、選管委員3人が候補者になりきってカレーライスとラーメン、ハンバーガーの良さを訴える演説を展開。「うちには松坂牛が入っている」「こちらは地元食材やブランド卵をふんだんに使っている」など、それぞれの“売り”を公約として主張し、児童たちは各候補の訴えに耳を傾けて意中のメニューに投票した。

 投票には実際の選挙で使っている記載台と投票箱を使用し、投票結果はラーメンがトップに。宮本結愛さん(11)は「選挙の大切さが分かった。18歳になったら絶対投票に行きたい」と話した。【全文】

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