【早出し】青空の下、笑顔で乾杯 上山で「山形ワインバル」開幕

青空の下、満面の笑みで乾杯する参加者=上山市

 県内外のさまざまなワインを楽しむ「山形ワインバル2024」が11日、上山市の上山城周辺で2日間の日程で始まった。青空が広がった初日は、初参加の5社を含む過去最多の51ワイナリーが出店。愛好家や市民ら約4200人が自分好みの味を堪能した。

 県内25社と県外26社の計300種ほどを用意した。午前11時のスタート前から大勢の参加者が詰めかけ、早々と乾杯する姿も。浴衣姿で楽しむ人たちもおり、各ワイナリーの担当者から味の説明を受けてはおいしそうにグラスを傾け、笑顔の花が咲いた。

 生ハムや牛串、焼きそば、チュロスなど食べ物の店舗も充実。家族と親戚計7人で訪れた山形市下宝沢、団体職員鞠子拓希さん(34)は「初めてのワインに出会えるし、青空の下で飲むのは本当においしい」と話した。

 熱中症対策として従来より1~2カ月早い5月に初めて開催したが、この日の同市は強い日差しが照りつけた。実行委員長で市観光物産協会の五十嵐伸一郎会長は「こんなに暑くなるとは想定外だ」と苦笑しつつ、「12日も暑さ対策をしながらワインを味わってほしい」と話した。

 12日は47ワイナリーが出店して午前10時~午後4時に開催。当日券(4500円)もある。

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