大きく立派になってね 庄内・立川小5年生がスギ林で枝打ちなど体験

木が大きく成長するように枝打ちを行う児童=庄内町・風車村

 森づくりを通じて子どもたちに森林の大切さを知ってもらおうと、風車村エコランド実行委員会(庄内町、柿崎寿一委員長)は10日、同町立川小の児童を対象とした森林整備体験学習会を開催した。

 体験学習会は風車村のスギ林で行われ、同校の5年生24人が参加した。担当者が森林について「保水や空気を浄化する重要な役割を担う」と説明。児童は4班に分かれ、成長の妨げとなる枝や幹を切る枝打ちや間伐、伐採した木を規定の長さに切断する玉切りに挑戦した。外で遊ぶことが好きという秋庭颯(そう)君(10)は「のこぎりの使い方が難しかった。大きく立派な木に育ってほしい」と話した。

 児童はキノコの菌打ちも体験し、シイタケ菌を原木に打ち込んだ。柿崎委員長は「森林整備を通じて木々を大切にする心を養ってもらいたい」と語った。

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