夜空が“ピンク色”に…北海道でもオーロラ観測 「磁気嵐」で磁気の変動幅は通常の1日の10倍以上

太陽の表面で起こる爆発現象「太陽フレア」が連続して発生した影響で、ヨーロッパをはじめ世界各地でオーロラが観測された。

スイス西部のリエクスでは11日の夜明け前、大規模なオーロラが発生した。赤紫色のカーテンが夜空を包み込んだ。同様の現象は、ドイツやアメリカなど世界各地で観測されている。

11日夜、北海道・名寄市にある天文台から撮影された映像では、空が赤黒く光っていた。北海道・蘭越町で撮影されたという写真では、夜空がピンク色に染まっているのがわかる。

また、北海道・陸別町の天文台には、神秘的な天体ショーを一目見ようと多くの人が詰めかけた。オーロラを見に来た人たちからは、「人生で一度は見てみたい」「写真で撮ったら係の人に『オーロラだよ』って言われました。きれいでした」といった声が聞かれた。

気象庁の観測所によると、大規模な「太陽フレア」によって地球の磁気が大きく乱れる「磁気嵐」が起きていて、磁気の変動幅は、通常の1日の10倍以上になっているという。

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