「日本はカルシウム摂取に困らない」 スイスで子育て中の日本人ママ 牛乳アレルギーの息子のために持ち帰りたい食べ物とは

実家のある北海道へ一時帰国中のAmiさん一家【写真:Hint-Pot編集部】

国際結婚を機にスイスへ移住した、YouTuberのAmiさん。「Ami’s Lifeスイス5人暮らし」というYouTubeチャンネルでは、スイスで3人の男の子を育てる、にぎやかな日常を発信しています。Amiさんは子どもたちを連れて、3月から一時帰国し、北海道にある実家に7月頃まで滞在する予定です。そこでAmiさんに、スイスへ持ち帰りたい日本食を伺いました。

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久しぶりの日本の保育園 最初は尻込みも…

Amiさんは夫・ファビオさんとの国際結婚を機に、スイスへ移住。昨年10月には三男・ソノくんを出産し、約1年ぶり3度目の帰省です。

5か月ほどの滞在になるため、長男のミオくん、次男のリノくんは日本にいる間、地元の認可保育園へ入園します。昨年は一時保育だったため、週2~3日の通園でしたが、今年は住民登録をしたため週に5日、保育園へ通園しているそう。ただ、ミオくんには最初の数週間、戸惑いが見られたといいます。

「スイスと遊び方が違うため、どうやって遊んでいいのかわからなかったみたいです。でも、保育園に行くのが嫌だということはなくて、本人にはただただ新鮮に映っていたのかもしれません」

今では、保育園の庭などでお友達と元気に走り回るミオくん。スイスでは「スイスドイツ語」と呼ばれる、スイス特有のドイツ語の方言で話しているため、今回の帰省当初、4歳半のミオくんの日本語能力は3歳程度でした。しかし、今ではお友達とコミュニケーションもしっかり取れ、すっかりなじんでいる様子です。

一方、2歳半のリノくんは、臆することなく保育園を楽しんでいる様子。Amiさんのチャンネルでは日本食を爆食している愛らしい姿が印象的ですが、保育園でも同様で、給食をおかわりするほどだそう。

「『今日もリノくんおかわりしましたよ』って保育園の先生からよく言われます」とAmiさんは笑います。

日本食は栄養やバランスが抜群 スイスへ持って帰る食材も大量に!

保育園での生活には、それぞれのペースでなじんでいっているふたり。一方、日本食に対してはふたりともすぐさま虜になってしまいました。

息子たちのハマりっぷりを見て、Amiさんは今からスイスに持ち帰りたい食べ物をリストアップ中です。

「ミオは牛乳アレルギーですが、日本はカルシウム摂取に困らないですよね。小魚アーモンドは好きでよく食べるので、それを買い溜めしようと思っています。あと、ふたりともおみそ汁も大好きなので、さっと食べられるように即席のおみそ汁も欠かせないですね」

そのほかにも、あんこのペースト、ドライ納豆など、今回の一時帰国中に子どもたちがそのおいしさに目覚めてしまったという和菓子食材もはずせないようです。

「日本のスイーツは甘さの加減が絶妙ですよね。スイスで買うケーキやチョコレートは、砂糖の量が尋常ではないのと、アイスやグミには着色料なども多く使われていてサイズも大きいです。日本の食べ物のように安心して与えられません」

保育園での給食も栄養価が考えられていると感心していたAmiさん。実は、スイス人のファビオさんも日本食には全幅の信頼を置いているそうです。

「『日本食は栄養価が考えられているし、バランスが取れているね』と夫もよく言っています。レストランに行っても、量もヘルシーだし、だからこそ日本人は体型も健康的なんだとも言ってますね」

次に家族5人全員がそろうのは、ファビオさんが再来日する今月。それまでに、子どもたちはさらなる新しい日本の味を覚えているかもしれませんね。

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