「サンジャポ」湯浅弁護士 水原被告のドラマは危険 世論怒り捜査拡大の可能性「水原被告にめちゃくちゃリスクある」

 TBS放送センター

 12日のTBS「サンデー・ジャポン」では、大谷翔平選手の口座から不正送金した罪に問われた元通訳水原一平被告の事件を取り上げた。

 米大手映画制作会社が水原被告の賭博スキャンダルを題材にしたドラマシリーズ制作を打ち出したことも伝えた。

 デーブ・スペクターは「大谷さんやファンにとってうれしいことではない」と指摘。実名で制作する場合は許諾などが必要とする一方で、「仮に水原被告にお金を払ったら、今度は映画会社も大ひんしゅくを買うので、どうするか相談しているのでは」と語った。

 湯浅卓弁護士は、一連の事件経緯を「全ては大谷選手の心の広さが支えている」と指摘。連邦捜査を受けている事件について、ドラマでさかんに州法に触れるような場面が描かれれば、世論によって州の捜査当局に圧力がかかる可能性があると指摘。湯浅弁護士は、米国で州の捜査を受ける環境は決して良いとは言えないとし「水原被告にとっては非常に辛い時が始まってしまうので、この企画はめちゃくちゃ彼にリスクがあります」との見方を示した。

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