2024年のゴールデンウィークは中日を休めれば10連休の大型連休でした、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
10連休ではなくてもカレンダー通りで3連休以上が2週連続、私もゆっくりさせてもらいました。なんとなく日常が辛く感じてしまいますが、慌てず、ゆっくりと生活のリズムを元通りにしていければと思っているところです。
「bourangerie nana」の店内、シンプルですが温かみがあります。
ところで、昨今のパンのトレンドのひとつと言えば「クロワッサン」ですね。パン屋さんの人気商品というだけでなく、専門店も全国で出現しています。
「クロワッサン」はフランス語で三日月、初めて作られたのはオーストリアというのが定説です。オーストリアは中世強大な勢力を誇り、栄えた国。バターやタマゴ、砂糖などの材料が市場に出回り、それらを生地に練り込んだパンも作られていました。それがオーストリアからフランスに伝わり、「Pain Viennois」(パン ビエノワ)、つまり「ウィーン風のパン」と呼ばれるようになりました。
「クロワッサン」をはじめとして「ブリオッシュ」や「パンオレ」などのリッチな生地のパン全般が「パン ビエノワ」ということになります。
猫のロゴをあしらったエコバックも販売されているレジ回り
オーストリアからフランスへ嫁いだマリーアントワネットのお輿入れの時にフランスに伝わりましたが、その当時はただの三日月型のパン。それが20世紀のパリで現在のような織り込み生地のサクサクハラハラのクロワッサンが一般的になったそうです。そして、いまは形も三日月型よりも直線型(?)の方が優勢、時代と共に様々に姿を変えてきたパンなのですね。
芯にチョコを巻いたクロワッサンショコラ、端からあふれたチョコが顔を出しています。
そして2024年のいま、この下の写真のような変わり種も登場しています。
まぁるく形作られたクロワッサンにチョココーティングを施した「クロワッサンロール」を発見したのは「boulangerie nana(ブーランジェリー・ナナ)」。かわいらしい猫のロゴが目印です。
チョコ、つぶつぶイチゴ、レモンの3種類。レモンは新登場のアイテムです。
ロゴの猫の右上に三日月型のパンが描かれている通り、クロワッサンは看板商品であり、人気商品でもあるようで、目立つ位置に大きな籠に盛られて置いてありました。
クロワッサンロールはチョコを固めるため、短い時間ですが低い温度の冷凍庫に入れるようです。なので、焼きたてのサクサクとはまた一味違う食感で味わえます。コーティングはアレンジのいちごやレモンもあるので、その日の気分で選べます。
甘いチョココーティングにジュワッと芳醇なうま味あふれる生地、食べ応えも満点です。
コッペパンの惣菜パンは、手のひらサイズでお子さんでもぺろりと食べられそう。
GW中には子供の日もあるため、一番上の写真の奥の方にちらりと写り込んでいるように、お子さんが自分でパンを取れるように低い棚に小さくてかわいいパンを集めたキッズコーナーを設けていました。私が店内にいる間にも小さなお子さん連れのお客さんが数組いらして、キッズコーナーで楽しそうにパンを選んでいました。
クロワッサンの他にも、コロッケやソーセージなどのボリュームのある惣菜パンや、アンパンやクリームパンといった定番の菓子パンなどが並び、少しずつ次々に店頭に新しいパンが並んでいました。
マストバイのクロワッサン以外にも手を伸ばしてみてください。
boulangerie nana(ブーランジェリー・ナナ)
千葉県柏市船戸1655-4
04-7138-6098
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日・木曜日