最悪“人身事故”になりそうな信号無視より怖いのは、10~30代男女が「ヒヤッとした自転車の乱暴運転」【完全版】

信号はきちんと守って!(photoAC)

自転車による悪質な交通違反の増加を取り締まるため、16歳以上の自転車運転者を対象にした交通違反取締の強化が閣議決定された。“青切符”の導入を柱に、反則金も5000円から12000円程度が想定されている。そんな中、4月SNSで子どもを自転車に乗せた女性が車のドライバーに向かって“ブチギレ”るドライブレコーダー映像が拡散された。自転車の女性が車道を“逆走”していたという疑惑で炎上し、SNSでも自転車の危険運転について話題になっていた。そこで今回は10~30代の男女100人に「ヒヤッとした自転車の乱暴運転」について聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

第10位は、「蛇行運転」。

無意識なのか悪意あってのことなのか、左右にふらふらとする「蛇行運転」は、歩道であっても車道であっても危ない。

「意味もなく歩道を蛇行運転している自転車。人か物にぶつかるか、バランスを崩して転倒しそう」(36歳/男性/学生・フリーター)

「横断歩道をくわえタバコをしながら集団で蛇行運転。子どもとぶつかったり、タバコが目に入って失明しそうで危ない」(37歳/男性/研究・開発)

「ふらふら走行する自転車。車と接触しそう」(17歳/女性/学生・フリーター)

第9位は、「無灯火」。

暗くなると自転車は車や歩行者から見えなくなるため、ライトをつけないと危険だ。ライトだけでなく、車のライトなどを反射する反射器材をつければより安全。ちなみに「無灯火」の違反は、5万円以下の罰金をかされることもある。

「ライトが切れている状態で夜に自転車に乗る人を見た。車に気づかれずにひかれそうだし、自転車同士でぶつかりそう」(36歳/男性)

「夜、無灯火で歩道をスピードを出して走る。歩道の少しの段差も避けられず転倒しそう」(24歳/男性)

「歩道を無灯火自転車で爆走してて歩行者にぶつかりそうになっていた。死人が出ると思う」(32歳/男性/会社経営・役員)

「夜間に無灯火で後方から物すごいスピードで歩道を走り抜ける。交通事故になると思う」(39歳/男性/パート・アルバイト)

■第6位は「2人乗り」「並走」「イヤホン・ヘッドホン」

第6位には、「2人(複数)乗り」「並走」「イヤホン・ヘッドホン」が同率ランクイン。

自転車は原則「運転者以外の人を乗せる」ことはできないが、警視庁のホームページには「幼児用座席を設けた自転車に小学校就学の始期に達するまでの者を1人に限り乗車させることができます」とある。また構造上、装備があれば「幼児用座席に、小学校就学の始期に達するまでの者を2人乗車させることができます」とある。たまにカップルが2人乗りしているのを見かけるが、それはルール違反だ。

「女子高校生が2人乗りしていて、それとぶつかりかけた。事故になると思う」(20歳/女性/学生・フリーター)

「歩道と車道が分かれていない狭い道で、2人乗りの若い人がいた。ちゃんと運転できないし、車と接触すると思う」(39歳/女性)

「歩道で2人乗り。グラグラ揺れて歩行者が巻き込まれてしまう」(32歳/女性/専門職)

「電動アシスト自転車で子ども3人を乗せて4人乗り。やむを得ないのかもしれないが、一度バランスを崩したら間違いなくこける。乗っている大人も子どもも、周りの人も危ないからやめてほしい」(39歳/女性)

2人以上が横並びで走る「並走」も危ない。幅も取り、話に夢中になるあまり周囲への注意も散漫になりそう。

「自転車利用者が多いところで並走、狭い道を広がって通行されるのが怖かった。けがや事故につながる」(34歳/女性/公務員)

「数台で道幅一杯に広がって走行する自転車。そのうち誰かをひくと思う」(37歳/男性)

「しゃべりながら2台で歩道を並走。歩行者にぶつかってけがをさせるし、自転車に乗っている側も転倒して車道に出てしまう危険がある」(34歳/女性/総務・人事・事務)

「夜道で歩道が狭いのに詰めてきて並走になってしまい、私が歩道から倒れた。幸いけがはしなかったが、ブチ切れた」(26歳/女性)

「歩道で並列走行は本当に危ない」(16歳/女性/学生・フリーター)

■第4位は「スマホのながら運転」、第5位は「信号無視」

第5位は、「信号無視」。

「信号無視」は歩行者であっても車のドライバーであっても絶対にダメだが、自転車で「信号無視」をする人は意外に多い。

「信号無視は人身事故最悪死亡事故の可能性がある」(34歳/男性/総務・人事・事務)

「信号無視で飛び出してきた。怖い」(37歳/男性/営業・販売)

「信号無視は車や人との事故につながる」(18歳/男性/学生・フリーター)

「信号無視している自転車。今は大丈夫でもいつか絶対大きな事故が起きる」(39歳/男性/営業・販売)

第4位は、「スマホのながら運転」。

歩きスマホも危ないが、自転車の「スマホのながら運転」もかなりハラハラする。歩道では人にけがをさせかねないし、車道では車にぶつかって大事故になる危険もある。

「携帯を見ながら運転しているのが、非常に危ない」(34歳/男性/コンピュータ関連技術職)

「スマホ自転車は一歩間違えたら大惨事」(21歳/男性)

「歩道でスマホを見ながら走る自転車。交通事故を起こしそう」(38歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「スマホを持ち、ひじでハンドル操作。スマホの画面を見ながら連れと2列に並んで道の真ん中を走る。見ていて危なっかしい」(32歳/男性/学生・フリーター)

「歩道を走ってるくせにスマホを見てる。事故るし、本当に迷惑」(30歳/女性)

「スマホで片手運転。前を見ていない。けがや事故になる」(14歳/女性/学生・フリーター)

■「ヒヤッとした自転車の乱暴運転」ランキング
1位 車道で危険走行
2位 飛び出し
2位 歩道で危険走行
4位 スマホながら運転
5位 信号無視
6位 2人乗り
6位 並走
6位 イヤホン・ヘッドホン
9位 無灯火
8位 蛇行運転

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