第150回北信越高校野球新潟県大会(新潟県高野連、新潟日報社主催)は5月12日、長岡市悠久山球場で決勝を行い、帝京長岡が4-2で日本文理に勝ち、優勝した。春季の県大会連覇を達成し、優勝は春秋を通じて3度目。
帝京長岡は2-2の七回、茨木佑太の適時二塁打で2点を勝ち越し、リードを守り切った。先発小林真大は2失点にまとめ、完投した。日本文理は5投手が継投。六回、滝澤友陸、中山和登の連打で同点に追いついたが、及ばなかった。
帝京長岡は6月1日から富山県で行われる北信越大会に出場する。
【長岡市悠久山】
帝京長岡4-2日本文理(1打席ごとの結果はこちら)
* [1年ぶりの先発で完投、歓喜の輪の中心に!帝京長岡・小林真大](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/404167) * [“打の文理”鳴り潜め…好機で凡打目立った日本文理](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/404234)
◆今大会から導入の低反発金属バット、戦略に変化も
今大会から反発力を抑えた新基準の金属製バットが導入された。新潟県高野連によると、柵越え本塁打は昨春の19本から8本に激減。準決勝2試合では、長打が1本もなかった。
「抜けると思った当たりが、外野を抜けない」。多くの選手が打撃面での変化を訴えた。一方、投手からは「打球が伸びず、外野フライになってくれる。直球で押し込める」との声も上がった。
低反発バットの導入で、小技を使うスモールベースボールの傾向が強まった。優勝した帝京長岡は強打が自慢だが、18盗塁と機動力も光った。芝草宇宙監督は「足を絡めた攻撃がさらに重要になる」と語った。
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