嬉しい?それとも重すぎ?新作アニメ『花野井くん』で炸裂する驚きエピソードの数々

TBS系28局全国ネットにて毎週木曜日に放送中のTVアニメ『花野井くんと恋の病』。講談社「月刊デザート」にて連載中の森野萌による原作コミックスは、累計発行部数が400万部を突破している。切なくてピュアな歌詞が印象的なオープニングテーマ「君のせい」を歌うのは、4月1日に「timeless」へとグループ名を改名したSexy Zone。

【画像】愛重男子×恋知らぬ女子の融合がたまらない…!紹介したエピソードの場面カット(全4枚)

本作は、恋愛と縁遠い人生を送ってきた高校1年生の日生ほたる(以下、「ほたる」)と、隣のクラスのイケメン・花野井くんの恋愛模様を描いた初恋ラブストーリーだ。花野井くんの愛情表現はストレートで、愛の大きさゆえに常識を覆すような行動に出ることも。それが”重すぎる”と感じる視聴者も少なくないだろう。

ここでは、花野井くんのほたるに対する大きすぎる愛が伝わるエピソードを紹介する。もしあなたが花野井くんにこんなアタックをされたら、うれしいだろうか。それとも……?

※以下、アニメ第1話以降に関する内容が含まれます。ご注意ください。

花野井くんの”重すぎる”エピソード

第1話では、花野井くんとほたるの出会いが描かれる。フラれる花野井くんを見かけたほたるは、雪の降る公園で傘もささずに座っている花野井くんに傘を差し出す。すると後日、花野井くんに「はじめまして。好きです。付き合ってください」と告白されてしまうのだ。傘を差し出したらイケメンから告白されるという、ぐっと惹きつけられる急展開だ。

ある日、同級生がほたるから借りたヘアピンの片方を校庭に落としてしまう。雪が降り始めたのを見て、ヘアピンを探すのをあきらめるほたる。しかし、花野井くんは外が真っ暗になるまで雪の中ヘアピンを探し続けていたのだ。寒さに耐えながらずっと探していたせいで、耳や手は真っ赤。「君が笑ってくれるかと思って」「君が笑ってくれるなら、死んだっていい」とほたるに尽くす理由を話す花野井くんの行動は、予想外でぶっとんでいる。

第1話場面カットより

花野井くんと一緒にいるとはじめての感情があふれることを感じたほたるは、”お試し”という形で花野井くんと付き合い始めることになった。第2話では、ほたるがいつも朝早くから着いて待っている花野井くんより先に待っていようと試みる。30分前、45分前、1時間前……と競うように時間を早めるものの、やっぱり先に花野井くんの姿が。

第2話「初めての彼氏」場面カットより

「ほたるちゃんと1秒でも長く一緒にいたいから」と話す花野井くん。そして、まだ辺りが暗い2時間前に着いて、ようやく花野井くんより先に待つことに成功するのだ。直後に花野井くんがやって来ることから、いつもほぼ2時間前からほたるを待っていることが分かる。ほたるとの時間をなにより大事にしたい花野井くんの気持ちが伝わるエピソードだ。

恋が分からないほたるにとって花野井くんは理想の恋人?

ほたるは恋というものがよく分からず、興味もなかった。しかし、花野井くんとの出会いを通して、恋愛とは何なのかを少しずつ知っていくのだ。はじめての感情が次々に起こるほたるは、第5話でようやく花野井くんのことが好きだと自覚する。もし花野井くんが人によっては”重い”と感じるほど積極的なアプローチをしなければ、ほたるが振り向くことはなかっただろう。

第6話場面カットより

恋とは縁が遠かったほたるが恋愛感情を持つには、花野井くんのような重すぎる愛情表現が必要だったのかもしれない。2人はまだぎこちないように見えるが、実は足りないところを補い合っている理想の関係に見える。ほたると花野井くんは、きっとこれから素敵なカップルになっていくだろう。(文:まわる まがり)

Ⓒ森野萌・講談社/「花野井くんと恋の病」製作委員会

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