伊藤万理華が野良猫系女子に! 主演映画『チャチャ』10.11公開 監督は『美しい彼』の酒井麻衣

映画『チャチャ』ティザービジュアル(C)2024「チャチャ」製作委員会

伊藤万理華が主演する映画『チャチャ』が、10月11日より全国公開されることが決まった。併せてティザービジュアルが解禁された。

本作は、新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not) HEROINE movies”=ノットヒロインムービーズの『わたし達はおとな』『よだかの片想い』『そばかす』に続く、第4弾公開作品。前3作の反響を受け、本作は公開規模を拡大し、新たなステージへと進化する。

映画『チャチャ』は、クリエイター・酒井麻衣の完全オリジナルストーリー。『ドライブ・マイ・カー』の大江崇允が脚本執筆に協力し、“人目を気にせず、好きなように生きる”をモットーに自由で気ままな主人公・チャチャの恋と成長を描いた物語だ。ラブストーリーでありながら、コメディーやサイコ、スリラー等々とさまざまな要素が詰め込まれており、酒井監督の好きなモノが凝縮された、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような唯一無二の作品に仕上がっている。

酒井監督は「本能と欲望のままに見たい感情と物語をスタッフ・キャスト、みんなで表現しました。伊藤万理華さんがチャチャになってくださったことにより、私はチャチャという女の子が狂おしい程に愛しく、大好きになりました。不思議で切なく、どこか可笑しい世界に是非とも迷い込んでくださいませ」と作品への思いをコメント。

また、写真家・市橋織江が『恋は雨上がりのように』以来、久々に映画撮影を担当し、透明感と共に色鮮やかな描写を奥行きを持って巧みに織り交ぜる酒井監督ならではの世界観に彩りを添えた。今回解禁されたティザービジュアルにも市橋の撮り下ろし写真が使用されている。

今回、酒井監督と初タッグを組んだ主演の伊藤は「酒井さんの頭の中にこんな世界があったなんて…そんな世界に寄り添うには? と硬い頭で悩んだ時、柔らかくなるまでずっと傍にいてくださいました。気づかぬ内に自分の奥底に棲みついていたチャチャを引っ張り出してもらったような感覚です」と撮影を振り返り、「終わる頃には彼女に会いたくなる、そんな作品になりました。愛くるしく切ない絵本のようなチャチャの世界をぜひ覗きに来てください」とメッセージを寄せた。

ティザービジュアルには、主人公・チャチャの姿が収められている。自由奔放な振る舞いで周囲から反感を買うこともあるが、自分は“野良猫”と一緒だと考え、仕事も恋も気の向くままに突っ走っていくチャチャを表現。個性的なスタイリングと併せて、チャチャの魅力があふれている。

映画『チャチャ』は、10月11日より全国公開。

※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■監督・脚本:酒井麻衣

本能と欲望のままに見たい感情と物語をスタッフ・キャスト、みんなで表現しました。

ある日「女の子を主人公で、酒井さんの好きなように物語をつくってほしい。何かわからないけど面白い! という映画がみたい」とプロデューサーからお話がありました。

そこから、たくさんの人に色々なアイディアを貰い…1人の自由奔放で野良猫のような、人から憧れられているようであり鼻について嫌われているような、孤独と手を繋いでいる女の子に焦点をあてました。

「あの子っていいよね」「あの子って恵まれてるよね」「あの子って悩みなさそうだよね」「あの子ってずるいよね」「あの子って私は嫌いかも」そんなみんながちょっと気にする「あの子」がどんな私生活を送って、何に恋をして何に傷ついているのか、どんな世界をみているのか興味がわきました。

そんな『あの子』、チャチャを伊藤万理華さんが、とても豊かに地上から5センチ浮いたままダンスするような不思議な表現力で魅了してくださいました。

伊藤万理華さんがチャチャになってくださったことにより、私はチャチャという女の子が狂おしい程に愛しく、大好きになりました。

他にも今後、素敵な俳優の皆様が発表されると思います。新情報も是非ともお楽しみにです。

そんな不思議で切なく、どこか可笑しい世界に是非とも迷い込んでくださいませ。

■主演:伊藤万理華

酒井さんが過去作り出してきた美しい映像表現に、私自身は一見遠く感じていたのですが、チャチャという人物で繋がることができました。

"チャチャ"には聞き馴染みがずっとあって、このお話が来た時、なにが引き合っているんだろう…? と大変驚いた記憶があります。

酒井さんの頭の中にこんな世界があったなんて…そんな世界に寄り添うには? と硬い頭で悩んだ時、柔らかくなるまでずっと傍にいてくださいました。

気づかぬ内に自分の奥底に棲みついていたチャチャを引っ張り出してもらったような感覚です。

終わる頃には彼女に会いたくなる、そんな作品になりました。

愛くるしく切ない絵本のようなチャチャの世界をぜひ覗きに来てください。

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