自信作です!「黒酢で揚げない絶品酢豚」レシピ【テレビ紹介レシピ】

テレビで紹介された、人気フーディスト山本ゆりさんの「黒酢で揚げない絶品酢豚」のレシピです。酢豚を作る際の手間を省き、油で揚げずに揚げ焼きにしているゆりさんの自信作。今まで酢豚を作ったことがないという方も、簡単なのでぜひトライしてみてください!

「スロイジ」で紹介したレシピ、ミルクボーイ内海さんの大好物の酢豚です。

毎年誕生日に奥さまが酢豚にハート型のにんじんやピーマンを隠して入れてくれてて、それを探すのが楽しみだそう。(ケイさん:きもかわですね)

今回は黒酢を使った黒い酢豚を作ってほしいとの要望で考案しました。

ケチャップを使ったあの赤っぽいあんの酢豚もおいしいんですけど、今回はあえてシンプルで澄んだあんに。

酢豚って、油で揚げて、取り出して、別のフライパンであんを作って、具を戻してからめて…と手間がかかるわりに、玉ねぎとにんじんとピーマンのデカさにあまり喜ばれなかったりするちょっと損な所があったりするんで

・揚げずに大さじ3の油で焼くだけ

・フライパンは1つだけ

・具はあえてじゃがいも(家ではピーマンも入れません)

・水溶き片栗粉を使わず片栗粉はあんに混ぜておく

・あんに具をからめず最後にかける

という作り方にしてます!

本番では「もっと黒くしてほしい」と要望があり、砂糖を黒砂糖に替えて紹介しました。(さらにしょうゆをたまり醤油にするとより黒く仕上がる)

黒酢だけでもちょっと高価で珍しい調味料やのに、黒砂糖まで使うのは厳しいのでは…と話したんですが、見た目で興味を惹きたいからぜひ使ってほしいということで、普段のコンセプトとはちょっとズレるけど使わせてもらいました。番組も終わるし!(笑)と。

黒酢で作るとツンとしたにおいが少なくまろやかで深みのある味になり、さらに黒砂糖でコクも出て、簡単やのに「お店やん」て味に仕上がります。

「黒酢で揚げない絶品酢豚」レシピ

分量:2人分

材料

・豚肩ロース肉(とんかつ用)…2枚(200g)

・じゃがいも…1個(100g)

<下味>

A しょうゆ、酒…各小さじ2

A チューブにんにく、チューブしょうが…各2cm

A 塩、こしょう…各少々

A サラダ油…小さじ1

A 小麦粉…大さじ1

・片栗粉、サラダ油…各適量

<合わせ調味料>

B 黒砂糖または砂糖…大さじ2ぐらい

B 黒酢または酢、水…各大さじ3ぐらい

B しょうゆ…大さじ1ぐらい

B 顆粒鶏がらスープの素…小さじ1/4ぐらい

B 片栗粉…小さじ1/2ぐらい

作り方

1. じゃがいもは洗って水気がついたままラップに包み、電子レンジ(600W)で4分、裏返して1分ほど加熱し、冷水にラップごとつけ、粗熱がとれたら皮をむいて1cm厚さに切る。

※じゃがいもは皮にシワができて触るとやわらかいと感じるぐらいまで加熱します。冷水に浸すとツルンと皮がむけます

2. 豚肉は一口大に切ってフォークで穴をあけ、袋に入れAをもみ込み、小麦粉を加えてさらにもむ。バットなどで片栗粉をしっかりまぶす。

※穴をあけることで下味が中まで入り、歯切れもよくなります

※下味に小麦粉とサラダ油を加え、ネチャネチャにさせることでのちの片栗粉がしっかり分厚くついてカリカリに仕上がります!

※片栗粉は袋に入れず別容器でまぶすことでしっかりつき、量も少なくてすみます(袋に入れると粉が下味に溶けていく)

3. フライパンに油を大さじ3ほど入れて弱~中火で熱し、2を入れ、空いてるところに野菜を入れる。こんがりしたら裏返し、両面こんがりと全体で5~6分かけて焼く。

※油に食材を入れたら衣が固まるまで触らないようにするとカリカリに仕上がります

4. 焼けたら取り出してお皿に盛り、油をペーパータオルでふきとる。合わせ調味料の材料をよく混ぜてフライパンに入れ、ゴムベラで混ぜながら弱火にかけ、とろみがついたらお皿にかける。完成!

※あんにからめず器にかけることで戻すひと手間が省けるし、衣がカリッとしたまま食べられます!

ちなみにときどき見かける、もっと「黒!」てなる酢豚は中国の黒酢を使ってます。

これ。

カルディとか大型スーパーで300円台。むしろ普通の黒酢より安く購入できます。

これで作ると普通の砂糖でもここまで黒くなる。

ただ香りが独特なのと、これこそ買って使い切れんかったらめっちゃ困る(困ってる)から今回は一般的な黒酢で紹介してます。

もちろん同じ分量で普通の穀物酢や米酢、砂糖でも十分おいしくできるんで、ぜひ作ってみてください!

豚肩ロース肉はこれです。とんかつ用でもう少し安い「豚ロース肉」(もっと色がピンクで脂身が外側に固まってついてる)があるんですが、それよりこっちのほうがずっとやわらかいです。豚ロース肉でもできますが、あればぜひこっちで。

ほんとにおいしいんで、よかったら作ってみてください。

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