車のスマートキーが電池切れ ドアはどうやって開ける? 警視庁が紹介し反響 「うっかりすると大変」

車のスマートキーは電池交換を忘れがち(写真はイメージ)【写真:写真AC】

近年、自動車はスマートキーが普及しています。穴にカギを挿し込まなくても、ポケットやカバンなどに入れたままボタンに触れるだけで車のドアの解錠や施錠が可能。さらに、エンジンの始動と停止ができるのもメリットのひとつです。しかし、出先で電池が切れてしまったときはどうすればいいでしょうか。焦らずに対処する方法を、警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)が紹介しています。

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電池が切れてもドアの開閉やエンジン始動は可能

電波を利用して操作するスマートキー。車種や使用頻度にもよりますが、スマートキーの電池交換は1~2年を目安に行う必要があるといわれています。スマートキーの電池が切れてしまうと、ドアの開閉やエンジンの始動・停止ができなくなると思いがちですが、電池が切れてしまっても運転は可能です。

同課はXに、スマートキーの電池が切れてしまったのときの対処法について写真を添えて投稿。まず、車のドアを開けるときの方法についてです。スマートキーには、メカニカルキーと呼ばれる予備用のカギが内蔵されています。そのカギを使って、ドアの開閉を行います。

○メカニカルキーで車のドアを開ける方法
1. スマートキーにある、メカニカルキーを解除するボタンを押してカギを取り出す
2. 取り出したメカニカルキーをドアのカギ穴に差し、車を解錠する

続いて、エンジンの始動方法です。電池の残量があるときは、スマートキーを携帯したままスイッチを押すだけでエンジンが始動します。逆に、電池が切れてしまうとスマートキーによる遠隔操作はできなくなりますが、エンジンを始動させたり停止させたりすることは可能です。

○電池切れのスマートキーでエンジンを始動させる方法
1. ブレーキペダルを踏む
2. エンジンスタートスイッチにスマートキーを近づけ、スイッチを押す

X担当者さんによると、「エンジン始動は車種により若干の違いがあります」とのこと。電池が切れたときに慌てないよう、自分が使っている車ではどのような取り扱いになっているか、事前に確認しておきましょう。

投稿のリプライ(返信)には、「メカニカルでドア開けたらさっさとエンジンかけないと、車種によっては盗難防止ブザー鳴るから注意」「先日、運転中に電池交換表示が画面のお知らせに出たので電池交換しました。うっかりすると大変」「これ知らないで運転してるやつ怖い」などの声が寄せられています。

スマートキーの電池が切れても、焦らずに冷静に対処することが大切です。また、電池の交換を忘れないように、自分でタイミングを決めておくのも良いでしょう。

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