脳にダメージを受けた3人のフォトグラファーが写真展「No Damage, No Life.」を開催

By CAPA編集部

障害者フォトグラファー写真展「No Damage, No Life.」が、2024年5月17日より開催されます。

脳卒中により脳にダメージを受けた3人のフォトグラファーによる写真展。加藤俊樹さんは失語症、フィリップ本橋さんは左半身麻痺、川名マッキーさんは右半身麻痺および構音障害と、それぞれ困難を抱えながらも生命の尊さや喜びを写真で表現しています。

加藤さんの作品は、本人は正しく話しているつもりでも相手には伝わらないという、目の前に人がいるのにまるで音信不通になったかのような体験を元にしたものです。

タイトルの「No Damage, No Life.」は、「脳ダメージがあってこその、人生」を意味しています。脳卒中に倒れ、多くのものを失った3人。しかし、時が経つにつれ新たに得るものもありました。それぞれのLife (生活、生命、人生) を写し出した作品を展示します。

■出展者

加藤俊樹、フィリップ本橋、川名マッキー

障害者フォトグラファー写真展「No Damage, No Life.」

会期 2024年5月17日 (金) ~27日 (月)
会場 障害者スポーツ文化センター ラポール上大岡 8F展示コーナー
住所 神奈川県横浜市港南区上大岡西1-6-1 ゆめおおおかオフィスタワー8F
時間 10:00〜16:00
休館日 火曜
入場料 無料
問い合わせ ラポール上大岡 (TEL 045-840-2151)

加藤俊樹 (Toshiki Kato)

元『CAPA』編集長、現在カメラメーカー勤務。脳出血で倒れ、失語症になる。「話す」「聞く」「読む」「書く」などが難しくなる。日産厚生玉川病院で5か月入院。退院後は、玉川病院と高次脳機能障害地域活動支援センターでリハビリ。写真家・瀬戸正人氏のワークショップで、個展の作り方などを教わる。
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フィリップ本橋 (Philip Motohashi)

フォトグラファー。茨城県出身、西東京市在住。脳梗塞の後遺症による左半身麻痺のため諦めていた写真撮影を2022年に再開。川名マッキー氏主宰のプロカメラマン養成講座を経て同12月にプロ宜言。自力歩行が故に動き回りにくいことを逆手に取り、地元の西東京市密着に拘った撮影に取り組んでいる。西東京市文化芸術振興会会員。
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川名マッキー (Macky Kawana)

横浜出身・在住のフォトグラファー&グラフィックデザイナー。脳出血の後遺症で右半身の片麻、および構音障害による発音不備が残る。退院後、横浜市総合リハビリテーションセンターに入所し、3か月後の2021年4月に退所。退所してすぐに写真展「破壊と創造」を開催。現在は電動車椅子に乗って仕事を再開している。
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