昭和と平成 牛窓の祭りの活気今に 公民館写真展 唐子踊や太刀踊紹介

昭和、平成期の牛窓の祭りを収めた写真

 瀬戸内市牛窓地域の昭和、平成期の祭りを写真で振り返る企画展「牛窓物語」が、牛窓町公民館(同市牛窓町牛窓)で開かれている。木造の古い家屋が目立つ町並みでにぎやかに行われるだんじり巡行や舞踊の様子が紹介され、来館者が懐かしんでいる。23日まで。

 1940~90年代の白黒とカラー写真約50枚を展示。いずれも岡山県の文化財になっているだんじり、異国情緒漂う衣装で舞う「唐子踊(からこおどり)」、斬り合いを演じる「太刀踊(たちおどり)」が繰り広げられる牛窓神社の秋祭りは、行事内容は今と変わらなくても、だんじりの引き手に子どもや若者の姿が目立ち、盛況ぶりを今に伝える。唐子踊や太刀踊も観衆が詰めかけ人気が高かったことが分かる。

 公民館は「現在以上ににぎわっていた昔の活気を感じてもらい、今の祭りにも足を運んで楽しんでほしい」と話す。

 午前9時~午後5時。月曜休館。問い合わせは牛窓町公民館(0869―34―5663)。

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