タンデム自転車で風を体感 松山競輪場で障害者ら乗車体験

障害者が健常者とともにさまざまな自転車を体験したサイクルチャレンジ

 自転車に乗る機会の少ない障害者がサイクリングを楽しむ「サイクルチャレンジ」が12日、愛媛県松山市市坪西町の松山競輪場であった。複数のサドルとペダルがあるタンデム自転車の乗車体験などを通じ、県内外の約320人が交流した。

 松山市の認定NPO法人「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」が2014年から開催。障害者や家族約160人のほか、自転車のハンドルを握るパイロットなどのボランティアらが参加した。

 あいにくの雨だったが、参加者は事故のないよう慎重にペダルをこぎ、自転車ならではの風を体感。パイロットの前に座席がある三輪車や、手でクランクを回して進むハンドサイクルもあり、希望の車種に次々乗り換えるなどしていた。

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