イラクはOPECプラスのさらなる減産には同意せず=石油相

[バグダッド 11日 ロイター] - イラクのアブドゥルガニ石油相は11日、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」が6月1日に開く次回会合ではさらなる減産に同意しないと述べた。

複数の関係筋は先にロイターに対し、OPECプラスは現在実施している6月末までの日量220万バレルの自主減産を、需要が回復しない場合には続ける可能性があると語っていた。

アブドゥルガニ氏は、6月1日の会合でイラクが自主減産延長に同意するかどうか記者に問われると、「イラクは十分に減産しており、さらなる減産には同意しないだろう」と答えた。

同氏が自主減産の延長に反対しているのか、単に追加減産に反対しているのかは不明。

イラクは、OPECプラスが当初2023年に発表した自主的な減産にコミットしていると繰り返し述べている。だが、OPECプラスによると、2024年1─3月に同国はすでに累積で日量60万2000バレルの生産枠を超えている。

OPECプラスによると、イラクは今年いっぱいの追加減産で生産量を調整することで合意したという。

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