【MLB】鈴木誠也が復帰戦でマルチ安打 全米注目の160キロ新人に「あんな速い球を見たのは久しぶり」

復帰戦でマルチ安打の鈴木誠也(ロイター=USA TODAY Sports)

右わき腹痛で離脱していたカブスの鈴木誠也外野手(29)が11日(日本時間12日)のパイレーツ戦(PNCパーク)に「2番・右翼」で復帰し、5回に遊撃内野安打、7回に左前打を放って5打数2安打1打点と気を吐いた。チームは9―10で敗れた。

鈴木は4月14日のマリナーズ戦に右わき腹の張りを訴え、翌15日にIL(負傷者リスト)入りし、マイナーの試合を経て10日に合流した。この日はドラフト全体1位の全米注目の新人、ポール・スキーンズ投手(21)のデビュー戦となり、160キロを越す速球に2打席連続三振を喫していたが、第3打席で内野安打を放って降板に追い込んだ。

7回にはトークマンと重盗を決めるなど復調をアピールしたが、「(打撃の調子は)良くないし、たまたまヒットになっただけ」と振り返り、スキーンズには「あんなに速い球を見たのは久しぶり」と驚いた様子だった。

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