名鉄9500系・9100系を計16両新造 正面貫通扉の配置が変わる 2024年度設備投資計画

名鉄9500系車両(写真:A8W / PIXTA)

名古屋鉄道(本社:愛知県名古屋市)は10日、2024年度の設備投資計画を発表。通勤型車両である9500系・9100系を計16両新造することが明らかになりました。製造数は9500系が4両×3編成、9100系が2両×2編成です。

新造される9500系・9100系は、正面貫通扉を中央に配置する構造に。昨今の鉄道車両内での異常事態発生を受け、避難誘導の円滑化を図り、将来的に連結運転時に常時通り抜けが可能な構造にするためです。

新造車両イメージ(画像:名鉄)

このほかにも、2028年度までに廃車対象を除く全ての車両に車内防犯カメラの設置完了を目指すとしており、さらにこのカメラには携帯通信網を利用して運転指令などでリアルタイムに映像を確認できる通信機能を新たに追加。車内での犯罪・迷惑行為の抑止や迅速な対応に役立てます。

車内防犯カメラ映像通信機能のイメージ(画像:名鉄)

© 株式会社エキスプレス