プラピ主演F1映画の制作費が470億円超え さらに増大でハリウッド史上最高額更新も

ブラッド・ピット

ブラッド・ピット主演で現在撮影が進められているF1映画(題名、公開日ともに未定)の制作費が、すでに3億ドル(約470億円)を超えて完成時にはハリウッド史上最高額に達する可能性が出てきた。

完成前から米国で話題を集めているF1映画は実際のグランプリ(GP)レースなどで撮影が行われているが、完成のメドが立っていない。

そうした中、米メディア「アウトキック」は「ブラッド・ピット主演のまだ制作中のタイトル未定のF1映画にどれだけのお金が費やされているのかは、少し驚くかもしれない。アップル・スタジオの映画への取り組みに焦点を当てたリポートによると、映画の予算は3億ドル以上に膨れ上がっているという」と伝えた。

制作費3億ドル超という額は、ハリウッドを始めとした世界の映画制作費史上で5位に相当。制作費はまだまだ膨れ上がることが確実で、1位の「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」の3億7900万ドル(約590億円)を超えるとの予想も出ている。

この映画は、ハリウッドのヒットメーカーであるジェリー・ブラッカイマーとF1のレジェンドであるルイス・ハミルトン(メルセデス)がプロデューサーを務め、「トップガン マーヴェリック」のジョセフ・コシンスキー監督が指揮を執る〝最強チーム〟で制作が進められており、すでに数年間の時間が費やされている。制作が大幅に遅れていることや、実際のF1マシンで映画を撮影していることなどが制作費高騰の背景にあるようだ。公開後には、8億ドル(約1246億円)程度の興行収入がないと採算が取れないとみられている。

英メディア「プラネットF1」も「予算は3億ドル以上に膨れ上がり、これまで製作された中で最も高額な映画の1つになった」とビッグマネーに注目しており、超大作の完成が待たれる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社