【広島】堂林翔太が登録抹消 「結果が出ていなかったので、当たり前の結果」

広島の堂林翔太

選手会長が不振で抹消―。12日、広島は堂林翔太内野手(32)を登録抹消した。今季から新たに選手会長に就任し、3月29日の開幕戦では4番に座ったプロ15年目のベテランだったが、4月下旬から不振に陥り、5月は12打数無安打、11日までの対中日戦の2試合は、途中出場もなくベンチを温めていた。

4月中旬までは3割を維持していた打率も、現在は2割1分にまで落ち込んでしまっただけに堂林は「結果が出ていなかったので、当たり前の結果だなと思っている」と神妙に、二軍落ちの事実を受け止めた。

新井貴浩監督(47)は不振に悩む選手会長について「なかなか試合に出ながら状態を上げていくというのが(チーム事情的に)今、できないから。一回リセットして。『しっかりファームで試合に出て、打席に立ちながら、状態を上げて』というふうに伝えました」と説明。再昇格へ期限を設けない一方で「彼はチームに必要な選手」と、できるだけ早期に再昇格することにも期待していた。

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