マイケル・ダグラス、性的描写へのコーディネーター介入に「まるで重役達が主導権奪っている感じ」

超有名俳優マイケル・ダグラス(79)は、インティマシー・コーディネーターを使うことが映画のセックスシーンを台無しにしていると考えているそうだ。

『氷の微笑』や『危険な情事』などのエロティックな描写を含んだ映画で知られるベテラン俳優のマイケルだが、親密(インティマシー)になる様子を俳優たちが表現することに関して、専門家らが映画製作者から「コントロールを奪っている」として、ラジオ・タイムズにこう語っている。「僕はもうそんなことを気にする年齢じゃないんだけど!でも、インティマシー・コーディネーターの存在は興味深い。まるで重役達が映画製作者から主導権を奪っているような感じがするよ」

マイケルは、ハリウッドの#MeToo運動を受けて、スクリーンの中で女性が搾取されないようにする必要性は認めるとしながらも、自身の経験から、共演のパートナーが快適に過ごせるようにするのは男性俳優の責任であるべきだとした。

また、24年間連れ添った女優の妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(54)との間に2人の子供、ディラン(23)とキャリス(21)を持つマイケルは先月、自身の人気の絶頂期だった1980年代と90年代を振り返り「境界線を越える人もいたとは思うけど、以前は自分たちでそれを対処していたようだよ」「でも、(セックスシーンのある映画を)何本か一緒に撮った女性たちと『もしインティマシー・コーディネーターがいたらどんな感じだっただろう』って、今は冗談で話している」と話してもいた。

一方で、『氷の微笑』で共演したシャロン・ストーン(66)は先日、2019年に89歳で他界したハリウッドのプロデューサー、ロバート・エヴァンスから、当時撮影中だったエロティックスリラー映画『硝子の塔』で相手の演技の向上に役立つとして、共演俳優のウィリアム・ボールドウィン(61)と実生活での性的関係を強要されたことを暴露していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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