【MLB】T.ヘルナンデス、大谷翔平に並ぶ11号満塁弾で打点はチーム最多 好成績確信の理由「ド軍と契約した時からこうなると分かっていた」

ドジャースは11日(日本時間12日)、敵地でのパドレス戦に臨み5-0で勝利した。「2番DH」で先発出場した大谷翔平投手は3打数無安打に終わったが、「6番左翼」のテオスカー・ヘルナンデス外野手が第3打席に11号満塁本塁打を放ち、快勝に貢献した。なお、ドジャースは18試合連続で相手チームを4点以内に抑え、球団新記録を樹立した。

◆【速報/動画あり】大谷翔平が四球で好機演出 T.ヘルナンデスがナ・リーグ2位タイの11号満塁弾、場内騒然の劇的な一発

■大谷の27打点を上回る「33」

ドジャースの1点リードで迎えた6回2死満塁。T.ヘルナンデスはパドレス3番手エニエル・デロスサントス投手の甘く入った内角スライダーを捉え、左翼席へ運んだ。11号アーチはパドレスに引導を渡すグランドスラム。大谷、4番ウィル・スミス捕手、5番マックス・マンシー内野手が四球を選び出塁、そのチャンスを見事に生かした。

11本塁打は大谷に並びチーム最多。そして、33打点は「27」の大谷を上回り、チーム単独トップとなっている。

T.ヘルナンデスは試合後、ここまでの好成績について「ドジャースと契約した時から、こうなることは分かっていたよ。(私の前を打つ)ベッツ、オオタニ、フリーマン、スミス、マンシーはよく出塁する。だから、彼らに続く私は、走者を置いて打席に入ることになり、得点圏に走者がいる場面で回って来ることも理解していた」と話し、打点の多さは予想通りとした。

■好調の秘訣「深く考えない」

チャンスシーンでの打席が増え、重圧もかかりそうだが、本人は至って自然体。「あまり深く考え過ぎず、スイングなどを過度に分析しないようにしている。良い球を見極めて、それを打ち返すだけだ」と強調した。

デーブ・ロバーツ監督は「テオスカーは、チームのために価値ある1本を打つ才能がある。毎日のように出場し、成績も出ている。クラブハウスでもプラスの影響を与えている。間違いなく、(当初の)期待を超えている」と称賛した。

今オフ、2350万ドル(約36億6000万円)の1年契約でマリナーズから加入したT.ヘルナンデス。同じく新戦力の大谷との仲の良さは知られており、今後も切磋琢磨しながらチームをけん引していきそうだ。

◆【速報/動画あり】大谷翔平が四球で好機演出 T.ヘルナンデスがナ・リーグ2位タイの11号満塁弾、場内騒然の劇的な一発

◆「言葉の壁はない」大谷翔平、ド軍同僚との“ほほえましい関係性”を現地メディアが報道 「すっかり親友になった」

© 株式会社Neo Sports