前澤友作氏 フェラーリ主催のカーレースで優勝 使用マシン4000万円超 参加費も超高額の伝統レース

 前澤友作氏

 実業家の前澤友作氏が、12日に静岡・富士スピードウェイで行われた、フェラーリ主催のカーレース「フェラーリ・チャレンジ・ジャパン」第2戦にドライバーとして出場。コッパ・シェル アマクラスで優勝を果たした。

 表彰式では、左手を高く上げながら登場し、笑顔で表彰台の中央へ。トロフィーを受け取ると、左手で掲げつつ右手は人さし指で「1番」をアピールした。さらにF1さながらのシャンパンファイトも実施。2、3位の選手からシャンパンを浴びながら、ボトルを口にくわえて飲み干し、喜びを爆発させた。

 前澤氏は自身のX(旧ツイッター)で表彰式の模様を投稿し、「なんとクラス優勝してしまいました」と報告。「フェラーリジャパンの皆様、エンジニアの皆様、熱いバトルを繰り広げてくださったドライバーの皆様、FSWの皆様、そして応援してくれた皆様に心より感謝申し上げます そしてMaezawa Racingのみんな!いつもありがとう。今日はゆっくり休んでね」とつづった。

 同レースはフェラーリのクライアントレース部門が開催しており、1993年にイタリア選手権とヨーロッパ選手権が開始され、94年に北アメリカ選手権が開催されるなど、30年以上の歴史を誇る世界的なレース。使用車両などが全選手同条件に設定されているワンメイクレースで、このレースではフェラーリの「488チャレンジEVO」に定められている。

 日本シリーズは昨年にスタートし、今年は4月5~7日の鈴鹿を皮切りに5レースが開催される。シリーズ参戦には国内Aライセンスの取得が必要で、使用する488チャレンジEVOの価格は4000万円超。エントリー料金は年間フル参戦で1360万円、シングルレースのスポット参戦は370万円となっている。

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