食費節約のポイントはズバリ…⁉ 6年間で1000万円貯めた時短節約家くぅちゃんの食費節約方法

引用元:Bet_Noire/gettyimages

「たまひよ」アプリユーザーに、毎月の食費と節約術についてアンケート調査。6年間で1000万円貯めた、時短節約家くぅちゃんこと、中野めぐみさんの食費節約術を聞きました。

「卵を買うのは週1回だけ」「かさ増し料理が増えた…」値上げラッシュで涙!みんなの節約術8

みんなの食費節約術とは…!?

みんなの食費節約術をご紹介します。

◾️お得な時に購入した野菜は冷凍に!
「野菜はお得なものをたくさん買って、冷凍できるものは冷凍に回します。地元が魚のよく獲れる地域だったこともあり質を求めてしまうため、魚は取り寄せています」(ゆきなり)

◾️安く買うため、購入先を変える
「野菜は八百屋さん、ドラッグストアでお菓子、など安く買えるお店を見つけて、品物ごとに購入先を変えています」(かまぼこちゃん)

◾️安価なものの料理レパートリーを増やす
「もやしやきのこ、こんにゃくなどの安価な食材を使った料理のレパートリーを増やしたり、単純にかさ増しに使ったり(笑)。メーカーによって味が変化するものは、少々値段がお高めでもお気に入りのものを買うようにしています」(じゃむ)

◾️田植え・稲刈りのお手伝い
「義実家からお米をもらうために夫に田植えや稲刈りを手伝いに行ってもらっています!」(ゆゆ)

◾️国産と鮮度にこだわり
「節約は3食作ること。昼は納豆。お米、お魚、お肉、野菜などは、子どもができてから国産、鮮度にこだわるようになりました。大人だけなら、安くて賞味期限間近&外国産もOKでした」(ターまま)

◾️調味料などは今あるものを活用
「お菓子やジュースはよっぽどの時にしか買わないです。ドレッシングや調味料も複数持つと賞味期限を切らすので、今あるものを使って調理するようにしています」(かず)

◾️安いお店をハシゴ
「買うものによって安い店が違うため、何店舗か店をハシゴしています。今日はしんどいな、という時は無理をせずにお惣菜やテイクアウトを利用しています」(こんぴむ)

◾️献立&買い物回数を減らす
「チラシを見て1週間の献立を決めます。何度も買い物に行くと余計な買い物が増えるので、なるべく買い出しの回数を減らしています。冷蔵庫の物も使い切るようにしています」

◾️激安スーパーで買い物
「週末に夫を連れて激安スーパーに買いだめに…。冷凍庫はお肉とお魚、きのこ類でパンパンにします!」(hiiiiiii)

◾️週に1度のレシートチェック
「1週間分のレシートを見返して、いくら使ったのか計算。使いすぎたと思った日は、もやしを使ったり安い食材を食卓に取り入れたりすることで節約につなげています」(おりん)

◾️まとめ買いで余計なものを買わない
「スーパーへ行く頻度を減らしてまとめ買い。買い物リストを作って、それ以外は買わないようにしています。ただ、お塩と醤油、味噌はこだわっているので、少し高価なものをお取り寄せしています。同じ煮物でも醤油が変わると格段に美味しくなります」(りらん)

食費の節約は、優先順位を決めて!そのほかは、小さな努力と工夫の積み重ね

献立ノートなどで食費節約、クローゼットの見直しなどで家計の節約に成功したSNSで人気の中野めぐみさんに、食費節約の方法について聞きました。

「食材やこだわるところはこだわりつつも節約を頑張っている人が多いですね。
食費の節約は、こだわるところはこだわり、そうでないところは引き締めていくということが大事です。
食費の目安は1ヶ月3万円などと言われても、それぞれの家族の人数やこだわりなど、家庭によって違いますから難しいと思います。

私は、1週間の献立づくりで食費などの節約に成功しましたが、その目安にしたのが1ヶ月の食費の黄金比です。
食費黄金比は、手取り収入の14〜15%と言われているので、我が家ではこの割合を食費の目安にしています。この目安は、食費を見直した子どもが小さい時から、中学・高校生の食べ盛りの今も変わっていません。中学・高校生の子どもたちの教育費がまかなえているのは、子どもが小さいうちから食費を中心に家計を見直したことが大きいと思っています。

ただ、食費は家族の健康を守る大切な費目ですから、無理な節約はNGです。健康だけでなく、気持ちもギスギスするからです。
ですから、節約のためにこれまでのこだわりを全て諦める必要はないと思っています。素材や調味料などのこだわりに優先順位をつけて、そのほかは減らしてみてはいかがでしょう。
フードロスを減らすことやすぐに食べないもの、使わないものを買わないといった工夫、外食・惣菜などの回数を減らすことで、目安の割合におさまるようにできます。

ただ、子育てでいっぱいいっぱいになっている時期は、『食事を手作りしたいけれど作れない…』ということがあるのもすごくわかります。ミールキットや惣菜、外食などの回数が増えてしまうのが仕方ないこともわかります。
難しい場合は、食費以外の家計の費目の無駄を見直してみてはいかがでしょう。
私は、保険料の見直しと大好きなアーティストのファンクラブをやめました。クローゼットの中の洋服の無駄もチェックしました。InstagramやXなどのSNSとの付き合い方の見直しもオススメです。見るとつい欲しくなってしまうからです(笑)。

また、時間の使い方を考えることも必要だと思っています。時間とお金は密接につながっていて、時間に追われるとつい余計なものにお金を使ってしまうことが多いからです。

これからは、食費だけでなく教育費もどんどん増えていきますから、節約に目を向けるだけでなく、収入を増やすことを考えて準備することも大事です。子どもが小さいうちから準備しておくことが、本当にお金が必要な時期の支えになると思っています」(中野めぐみさん)

中野さんの“食費以外の節約ポイント”は…?

◾️無駄なストックはやめる
特売日に食品や日用品などを買いだめすることも大事ですが、無駄にストックしすぎていることも。ものを増やすことで、買ったことを忘れていたり、期限切れになったりするなど、無駄になってしまうことがあります。ネットで注文すれば次の日には必要なものは届くので、自分の管理のキャパを超えるようなストックは避けたほうが節約になります。

◾️予定外の外食のお誘いは行かない選択もあり!
ママ友から、「今日は夫が遅いから外食しない?」などと、急な食事のお誘いがあると思います。けれども、予定外のお誘いも回数が重なれば、かなりの出費に。私は、事前に決まっているママ友の外食以外は、「えー早く言ってよ。今日は準備してきたの。残念!」などと、断ることもあります。食費の予算を超える時は、断る勇気も大事です。

◾️クローゼットの見直し
クローゼットの中に同じようなデザインや色のブラウスやパンツ、スカートなどはありませんか?今あるものを活用して、同じようなものを買わないことも節約になります。クローゼットの見直しで残ったお金は、家族との外食や年に1度の夫婦の旅行にまわすことができました。節約して来年も夫婦旅行に行く予定です。

◾️時間とお金の使い方を考える
時間に追われるとつい余計なものにお金を使ってしまいがちです。例えば、外出の準備など、余裕を持ってお弁当やおやつ、水筒の準備、天気のチェックなどができれば、高い食事代やビニール傘など出費を減らすことができます。小さな積み重ねですが、これが節約につながります。

特売日やSNSなどで気になるものを無駄にストックしていることを反省。確かに使っていないものもあります。必要なものは必要な分だけ買うことも節約になるのですね。
(取材・文/酒井範子)

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年3月の情報で、現在と異なる場合があります。

中野めぐみ(くぅちゃん)さん

PROFILE)
時短節約家。高校と中学生の2人の息子、夫の4人家族。看護師専門学校を卒業後、18年間、看護師を務める。共働きにもかかわらずお金が貯められず、主婦を読者層とする生活情報誌を読んで節約に目覚める。節約に手間も時間もかけない「時短節約家」として注目を集め、テレビや雑誌に登場多数。インスタグラムはフォロワー数10万人超。著書に『節約主婦の今すぐ真似できる1000万円貯蓄』(KADOKAWA)『くぅちゃんの食費がみるみる減る献立ルール』(FUSOSHAムック)などがある。

Instagram : @megum.nakano

時短節約家くぅちゃんオフィシャルブログ

© 株式会社ベネッセコーポレーション