西武・今井達也が「キラー」ぶり発揮 楽天戦12連勝の権利持ち7回2失点で降板 QS達成率は驚異の100%、HQSも86%

力投する西武先発の今井(撮影・冨永豊)

◆西武―楽天(12日、ベルーナドーム)

西武の今井達也が7回を5安打2失点に抑え、今季3勝目の権利を手にした。楽天戦は今季既に2勝を挙げており、勝利すれば2021年10月からの楽天戦の連勝が「12」に伸びる。

初回は浅村栄斗を自己最速タイの159キロで右飛に仕留めるなど、三者凡退で滑り出した。2回に鈴木大地の右翼線二塁打、辰己涼介の右中間への適時三塁打で先制点を献上したが、3、4回に5点の援護をもらうと、その後も万全とは言えない状態ながら、楽天の反撃を6回の辰己の犠飛による1点だけにとどめた。

115球の力投を見せた今井は、今季登板した全7試合でクオリティースタート(QS、6回以上投げて自責点3以下)を達成。ハイクオリティースタート(HQS、7回以上投げて自責点2以下)は6試合目で、達成率86%と驚異の安定感を見せている。

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