中国・西安に大型漢服取引センター設立 研究や販売を一体化

中国・西安に大型漢服取引センター設立 研究や販売を一体化

7日、西安市東部にある陝西省漢服交易センターの展示販売サービスセンターで、漢服を購入する観光客。(西安=新華社記者/孫正好)

 【新華社西安5月12日】中国陝西省の西安は、かつて13の王朝が都を置いた古都で、現在は漢民族の伝統衣装「漢服」を着て観光や各種体験ができる中国で最も人気のある都市の一つとなっている。同省服装産業協会はこのほど、漢服の研究開発、生産、配送、展示、販売、回収・滅菌によるリサイクルなどを一体化した陝西省漢服交易センターを西安に設立。中国西北地区で最大規模の漢服取引センターとして、業者や漢服愛好家に「ワンストップ」の文化観光体験を提供する。

中国・西安に大型漢服取引センター設立 研究や販売を一体化

7日、西安市東部にある陝西省漢服交易センターの展示販売サービスセンター。(西安=新華社記者/孫正好)

 同センターは、市内に展示販売サービスセンターを2カ所設置し、計2千平方メートルの広さに漢服3千着余りを展示している。観光客が漢服を試着、購入できるだけでなく、市内の漢服取扱店舗2万軒以上の仕入れルートにもなっている。

 同センターの寇増文(こう・ぞうぶん)主任は「展示、販売している漢服は全てセンターで開発、生産している。大学や企業、研究機関などから派遣された常勤の漢服デザイナーが40人以上在籍し、主に漢服のデザインや生地、製造技術などの研究開発を担っている」と説明した。

中国・西安に大型漢服取引センター設立 研究や販売を一体化

7日、西安市東部にある陝西省漢服交易センターの展示販売サービスセンターで、漢服を購入する観光客。(西安=新華社記者/孫正好)

 李玉(り・ぎょく)上級デザイナーは「各王朝の様式をベースに現在のトレンドを参考にデザインしている。西安は唐代に最も繁栄したため、唐代様式の漢服が一番人気がある。センターが開発したこのシリーズは既に300種類を超えている」と紹介した。(記者/孫正好)

中国・西安に大型漢服取引センター設立 研究や販売を一体化

7日、西安市東部にある陝西省漢服交易センターの展示販売サービスセンター。(西安=新華社記者/孫正好)

中国・西安に大型漢服取引センター設立 研究や販売を一体化

7日、西安市東部にある陝西省漢服交易センターの展示販売サービスセンターで、漢服を購入する観光客。(西安=新華社記者/孫正好)

中国・西安に大型漢服取引センター設立 研究や販売を一体化

7日、西安市東部にある陝西省漢服交易センターの展示販売サービスセンターで、漢服を買い付ける業者。(西安=新華社記者/孫正好)

中国・西安に大型漢服取引センター設立 研究や販売を一体化

7日、陝西省咸陽市乾県にある同省漢服交易センターの生産拠点。(西安=新華社配信)

中国・西安に大型漢服取引センター設立 研究や販売を一体化

7日、陝西省咸陽市乾県にある同省漢服交易センターの漢服研究開発センター。(西安=新華社配信)

中国・西安に大型漢服取引センター設立 研究や販売を一体化

7日、陝西省咸陽市乾県にある同省漢服交易センターの生産拠点。(西安=新華社配信)

中国・西安に大型漢服取引センター設立 研究や販売を一体化

7日、陝西省漢服交易センターの消毒滅菌設備。(西安=新華社配信)

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