鈴木優磨「3-0を守り切れないとか、弱いチームです」 取材エリアで止まらず一言、悔しさ露わ

鹿島の鈴木優磨【写真:Getty Images】

終盤に3点ビハインドを追い付かれる

鹿島アントラーズは5月12日、J1リーグ第13節で東京ヴェルディと対戦し、3-3で引き分けた。一時は3-0とリードしていたなか、ホームのカシマスタジアムで同点に追いつかれてしまう。試合後には、選手たちを乗せたバスが帰った後も激怒したサポーターが不満を表わして物々しい雰囲気になっていた。

この試合、鹿島の1トップを務めたFW鈴木優磨は前半3分に獲得したPKを確実に決め、チームに先制ゴールをもたらした。その後も東京Vの守備陣の厳しいマークにあいながらも最前線から攻撃をけん引し、前線からのプレッシングでチームを助けていた。

しかし、3-2で迎えた後半のアディショナルタイムには、再び相手を突き放せるシュートチャンスもあったが、GKマテウスに阻まれて得点はできなかった。その2分後、FW木村勇大のシュートを最後はFW見木友哉に押し込まれ、3-3の引き分けに持ち込まれてしまっている。

試合後のミックスゾーンで鈴木は立ち止まることなく、「3-0でリードしていたのに守り切れないとか……弱いチームです。まだまだ」と一言だけ言い残した。この後、15日に広島戦、19日に神戸戦と上位との連戦を控えている鹿島。3位を保っているが、この試合に勝てていれば、首位のヴィッセル神戸、2位のFC町田ゼルビアとの勝ち点差を1に縮められていただけに、3点差を追いつかれた一戦は、痛恨のドローとなった。(河合 拓 / Taku Kawai)

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