世界遺産登録20周年フォーラム、7月に高野山大で

「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」の世界遺産登録20周年を記念したフォーラムが、7月7日、高野町の高野山大学黎明館(れいめいかん)で、開催されます。

これは、和歌山県世界遺産高野地域協議会が開催するもので、フォーラムの第一部では、元ユネスコ事務局長の松浦晃一郎(まつうら・こういちろう)氏が「世界遺産登録20周年を迎えて」と題して基調講演し、第二部では、京都大学名誉教授で宗教学者の園田稔(そのだ・みのる)氏と東京大学名誉教授で東京大学先端科学技術研究センター・シニアリサーチフェローの神崎亮平(かんざき・りょうへい)氏による「次世代に受け継ぐ世界遺産のいのりの心~たぐいまれな『神道と仏教の融合した文化的景観』~」をテーマに講演が行われます。

このあと、かつらぎ町の世界遺産、丹生都比売(にうつひめ)神社の丹生晃市(にう・こういち)宮司をコーディネータに、第一部・第二部に登壇の3人に、地域ゲストを加え、パネルディスカッションが行われます。

記念フォーラムは、7月7日午後1時から、高野町の高野山大学黎明館で開催されます。観覧は無料ですが、専用サイトからの申込みが必要で、先着順に受け付けられます。

和歌山・奈良・三重にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道」は、日本人の信仰の源泉がある、たぐいまれな「神道と仏教の融合した文化的景観」として、1994年7月7日、ユネスコの世界遺産に登録されました。

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