大気不安定、大雨の恐れ 北日本から南西諸島

気象庁の庁舎=東京・虎ノ門

 低気圧や前線の影響で大気が不安定になり、北日本から南西諸島で13日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、気象庁は12日、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒を呼びかけた。落雷や竜巻などの激しい突風が起きる可能性もある。

 気象庁によると、サハリン付近の低気圧から寒冷前線が延び、北日本や東日本を通過する。別の前線が12日は西日本の太平洋側に、13日にかけて東日本の太平洋側に延び、暖かく湿った空気が流れ込んで大気が不安定な状態となる。

 発達した積乱雲が近づく兆しがある場合、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう求めている。

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