玉川地区 健やかな成長を願う せんみ凧揚げに80人 厚木市・愛川町・清川村

せんみ凧の色付け作業

厚木市周辺に古くから伝わる「せんみ凧」。厚木市七沢の玉川公民館で4月28日、玉川地区文化振興会と玉川せんみ凧保存会の協力による「せんみ凧」づくりイベントが行われた。

同イベントは、子どもたちの健やかな成長を願い、端午の節句を前にセミをかたどった凧(せんみ凧)を揚げる伝統文化を通じ、物づくり体験と地域住民の交流の場としたいと毎年行われているもので、今年で21回目。

当日は約80人が参加。せんみ凧の色付け作業を行い、完成した手作り凧で、たこ揚げ大会も行われた。

参加した土井重百々花さん(7)は「たこ揚げは難しかったけど、とても高く揚げられてうれしかった」と笑顔。同保存会の前場政行さん(85)は「天候にも恵まれきれいに揚がった。今後もせんみ凧を伝えるために継続して活動をしていきたい」と話した。

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